エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1156
2022.06.18 更新
文:撮影・藤田 忠/編集・エルミタージュ秋葉原編集部
ゲーム系ベンチマークを進める前に、まずはCPUの純粋なパフォーマンスをチェックするため、定番レンダリングベンチマークの「CINEBENCH R15」「CINEBENCH R20」「CINEBENCH R23」を実行。最速CPUが叩きだす圧巻のパフォーマンスをご覧いただこう。
最高クロックが5.50GHzに達するCore i9-12900KSだが、シングルコア・マルチコアともに現行のCPUとしては最高クラスのスコアを記録。特にゲームで重要なシングルコアのスコアは、市場で入手できるCPUとしては文字通り最速となっており、ハイエンドグラフィックスカードと組み合わせてもしっかりとそのポテンシャルを引き出してくれるだろう。
次は3Dベンチマークテストの「3DMark」から、DirectX 12対応の「Time Spy」を実行。CPUが与えるグラフィックス性能への影響をチェックしていこう。プリセットには「Time Spy」と「Time Spy Extreme」を使用している。
グラフィックスカードへの負荷が高いWQHD解像度テストだが、総合スコアで20,000オーバー。4Kテストの「Time Spy Extreme」でも総合スコアは10,000オーバーを計測した。使用するグラフィックスカードによるものの、今回のようにGeForce RTX 3090を搭載するハイエンド構成ならば、WQHD解像度はもちろん4K解像度でもAAAゲームを高リフレッシュレート環境で快適にプレイすることができる。
引き続き「3DMark」からDirect X11対応テスト「Fire Strike」のチェックをしていこう。テストプリセットは「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」の3種類すべてを使用した。
フルHD解像度の「Fire Strike」は総合スコアで40,000オーバー、WQHD解像度の「Fire Strike Extreme」で24,000オーバー、4K解像度の「Fire Strike Ultra」で13,000オーバーを記録する素晴らしい結果。DirectX 12対応の「Time Spy」と同様、使用する液晶ディスプレイの解像度を選ばずに高リフレッシュレート環境でゲームを楽しむことができる。