エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1165
2022.07.06 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
ここからは、パッケージから取り出した「Hydro GT PRO 1000W」を外側からチェックしていこう。外形寸法は幅150mm、奥行き150mm、高さ86mmで、1000Wの大容量モデルとしては奥行きが控えめ。外観上の装飾も控えめであり、電源ユニットという“縁の下の力持ち”的なパーツにピッタリな質実剛健なデザインと言える。なお唯一のギミックとしては、背面に「ECOスイッチ」を搭載。セミファンレス動作のON/OFFを切り替えることが可能だ。
ほとんど装飾のない、マットブラックコーティングが施されたボディ。側面にシリーズ名がプリントされているのが目立つ程度だ |
背面部に刻印されている”POWER NEVER ENDS”はFSPの掲げるスローガンだ |
外形寸法は幅150mm、奥行き150mm、高さ86mm。1000Wクラスで奥行き150mmは比較的短いレベルだ |
シリーズ共通で円形のファングリルを採用する。中央のロゴはHydroの“H”だろうか |
ひとまとめになったモジュラーケーブルが確認できる底面からのカット。底面には該当モデルの出力仕様が貼り付けられている |
AC電源口と主電源のロッカースイッチを備える背面部。ほとんど全面が通気孔になっている |
主電源スイッチのすぐ隣には、セミファンレス機能をON/OFFできる「ECOスイッチ」を備えている |
ユニットから伸びている直結式ケーブルと、着脱式のモジュラーコネクタ。CPUとVGAのモジュラーコネクタは形状が異なるため、挿し間違える心配はない |
必須のコネクタを直結式、それ以外をモジュラーコネクタで接続するセミモジュラータイプのケーブル仕様になっている |
「Hydro GT PRO」シリーズはATX 24pinに加え、CPU補助電源とPCI Express補助電源(それぞれ1系統ずつ)が直結式、それ以外をモジュラーコネクタで追加できるセミモジュラー仕様になっている。ケーブルはいずれもフラット形状で、柔軟性もあり取り回しは良好だ。
1000Wモデル「Hydro GT PRO 1000W」は、コネクタがATX 24pin×1、ATX 12V 4+4pin×2、PCI Express 6+2pin×6、SATA×10、4pinペリフェラル×2という構成。ハイエンドマザーボードに欠かせない2系統のCPU補助電源を備えるほか、合計6系統のPCI Express補助電源により最大3台分のハイエンドグラフィックスカードに給電可能な能力をもっている。
ATX 24pinは直結式で備える。全長は600mmで、ケーブルはすべて取り回しやすいフラット形状だ | CPU補助電源のATX 12V 4+4pinは直結ケーブルに1系統。ケーブル長は700mmだった |
ATX 12V 4+4pinはモジュラーケーブルにも1本あり、合計で2系統を備える。ケーブル長は同じく700mm |
PCI Express補助電源の6+2pinケーブルは、直結式が1本でモジュラーが2本。いずれも長さは500mmでケーブルごとに2コネクタを備え、合計6系統を出力できる |
SATA電源ケーブルは2本で、それぞれに4コネクタを搭載している。ケーブル長は500mm | SATA+4pinペリフェラルのコンボケーブルは、SATA×2と4pinペリフェラル×2構成。ケーブルは1本のみで全長は500mmだ |
アース線付きの主電源ケーブル | 付属品は、固定用ネジやテスター、面ファスナータイプの結束バンドが同梱されていた |