エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1169
2022.07.14 更新
文:撮影・編集部 池西 樹
CPUのパフォーマンスを一通り確認したところで、ここからはグラフィックス性能をチェックしていこう。まずはAPIにDirectX 12を使用する「Time Spy」のスコアからだ。なおプリセットには「Time Spy」と「Time Spy Extreme」の2種類を使用している。
Ryzen 7 5700X構成では、いずれのプリセットでもRadeon RX 6400を搭載するRyzen 5 4500構成の2.2倍以上のスコアを叩き出し、Radeon RX 6600の強さが光る結果になった。ただし、Radeon RX 6400を搭載するRyzen 5 4500構成でもRyzen 7 5700Gを搭載した「DeskMini X300」との比較では約2.3倍のスコアを記録しており、内蔵グラフィックスとは一線を画すパフォーマンスを発揮する。
続いて、APIにDirect X11を使用する「Fire Strike」のスコアもチェックしていこう。こちらも「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」の用意されている3種類すべてのプリセットでテストを実施した。
Ryzen 7 5700X構成とRyzen 5 4500構成では、いずれのプリセットでも約2.2倍の差が付き、スコアの傾向は「Time Spy」と全く同じ。またRyzen 5 4500構成とRyzen 7 5700Gを搭載した「DeskMini X300」を比較するとその差は約2.5倍に広がり、単体のグラフィックスカードではローエンドに位置づけられるRadeon RX 6400でも内蔵GPUに比べると圧倒的な性能を備えていることがわかる。