エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1174
2022.07.25 更新
文:撮影・ジャイアン鈴木
最後に使用感についてお伝えしよう。Yoga 670には360°回転するヒンジ機構が採用されており、ノートPC、テント、ビューワー、タブレットとさまざまなスタイルで利用できる。2-in-1 PCにはさまざまな種類があるが、個人的にはこのコンバーチブルタイプが最も好みだ。デタッチャブルタイプより重量の点では不利だが、膝上でもノートPCとして安定して使えるというメリットのほうが大きいと考えるからだ。
360°回転するヒンジ機構により、ノートPC、テント、ビューワー、タブレットと多彩なスタイルで利用できる。テントは接地面積が少ないので、ベッドの上などで使っても熱がこもらない |
標準で同梱されるLenovoデジタルペンのペン先は柔らかく、摩擦感が強め。アナログの筆記具の感覚に近い |
キーボードはキーピッチが実測18.6mm前後、キーストロークが実測1.3mm前後確保されている。やや強く打鍵するとキーボード面がわずかにたわむものの、フィーリング自体は良好だ。
個人的にやや慣れが必要だと考えているのは一部キーが密着しているところ。「\」と右Shiftキーが密着しているのはいいが、「\」とBack spaceキー、「]」とEnterキーが密着しているため、Back spaceキーとEnterキーが最初のうちは打ちにくかった。
最近、英語配列と穴開け位置を共通化するため、このように一部キーが密着しているノートPCが多い。低価格化のため仕方のないことだとは承知しているが、それなら英語配列のキーボードを選ばせてほしいと思う。
キーピッチは実測18.6mm前後 | キーストロークは実測1.3mm前後 |
タッチパッドの面積は実測120×75mm | 一部キーが密着している。特にBack spaceキー、Enterキーが密着しているのは慣れが必要だ |
8コア、16スレッドのRyzen 7 5700Uであっても、第12世代(Alder Lake)のCoreプロセッサーと比べると、いまとなってはかなり見劣りする。しかしRyzen 5 5500U搭載モデルで直販価格93,795円、Ryzen 7 5700U搭載モデルで直販価格115,240円とコストパフォーマンスは抜群だ。
さまざまな用途に活用でき、必要十分な処理性能を備えた2-in-1 PCをお手頃価格で手に入れたいという方にとって、Yoga 670は非常に魅力的な選択肢と言える。
協力:レノボ・ジャパン合同会社