エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1175
2022.07.30 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
画像セッションのラストは、「TRI FROZR 2S」を取り外した基板側を確認していこう。ファクトリーオーバークロックにより、消費電力がリファレンス(350W)を大きく上回る400Wに設定されている「GeForce RTX 3080 Ti SUPRIM X 12G」。電源回路は基板の前方に11フェーズ、後方に9フェーズの計20フェーズにおよぶ強力な構成だ。さらに基板には導電性と放熱性に優れる銅箔層を備えた高品質PCBを採用し、電気的な損傷から基板上のパーツを保護するヒューズも搭載する。
実測で長さ293mm、幅135mm(PCI Expressスロット部除く)の大型基板を採用。また側面部分には基板の歪みを防止する「たわみ防止用ストラップ」を実装する |
GeForce RTX 3090/3090 Tiと同じGA102コアを採用。製造プロセスは8nm、トランジスタ数は280億で、ダイサイズは628mm2 |
基板の後方に9フェーズ、前方に11フェーズの計20フェーズの電源回路を搭載。コンデンサは後方がタンタルコンデンサ、前方は固体電解コンデンサを採用する |
ビデオメモリは容量1GBのMicron製GDDR6Xメモリを12枚搭載 |
基板の先端部分にはPWMコントローラを搭載。また補助電源コネクタの下にはヒューズを備える |
基板裏面を保護するバックプレートには分厚いサーマルパッドが貼り付けられ、放熱を補助する効果もある |
バックプレートのイルミネーション用ARGB LEDは基板側に実装されていた |