エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1190
2022.09.06 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
「HXi 2022」シリーズのケーブルタイプは、ATX 24pinなど主要コネクタを含めたすべてが着脱式のフルモジュラー方式を採用している。ATX 24pinケーブルのみがスリーブ仕立てのラウンドケーブルで、それ以外はすべて折り曲げが容易なフラットケーブルだ。
ちなみにコネクタ構成は、ATX 24pin×1、ATX 12V 4+4pin×3、PCI Express 6+2pin×9、SATA×8、4pinペリフェラル×8。ハイエンドマザーボードでは複数系統が要求されるCPU補助電源は3系統、PCI Express補助電源はハイエンドグラフィックス3枚分に相当する9系統を変換なしで出力できる点はさすがだ。
ただし1点気になったのは、ストレージ用のモジュラーコネクタを6つ備えているにも関わらず、同梱されているケーブルが4本(SATA×2/4pinペリフェラル×2)のみということ。標準で十分な数を出力できるとは言え、やや不可解な仕様だ。
ATX 24pinケーブルのみスリーブ仕様のラウンドタイプ。ケーブル長は約610mmだ | CPU補助電源のATX 12V 4+4pinは、3本のケーブルにそれぞれ1コネクタを備え、最大3コネクタ分を出力できる |
PCI Express 6+2pinケーブルは2種類あり、こちらは1コネクタのみを備える約650mm長のケーブル。3本が同梱されている | 別タイプのPCI Express 6+2pinケーブルには、それぞれ2コネクタを備える。ケーブル長は約775mmで、3本を合計して6コネクタ分を出力できる |
SATA電源は、全長約800mmで4コネクタを搭載するケーブルが2本同梱されている | 4pinペリフェラル電源ケーブルもSATA同様、4コネクタを備えるケーブルが2本。長さはいずれも約750mmだ |
IEC C19コネクタを採用する主電源ケーブル。機材の都合上、届いた評価機は海外仕様になっていたが、国内流通品にはしっかり国内仕様のケーブルが付属している | 「CORSAIR iCUE」との同期に使用する、USB Type-C to USBピンヘッダケーブル。マザーボード上のピンヘッダに接続することで、制御・モニタリングが可能になる |
ケーブルをまとめる際に役立つ結束バンドと、PCケースに電源ユニットを固定するネジも付属 | スライド式キャップレス仕様のUSBメモリ「Flash Voyager Slider X1」も同梱されていた |