エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1191
2022.09.08 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
続いて「Intel Arc A380 Challenger ITX 6GB OC」を分解して内部構造をチェックしていこう。VGAクーラーのヒートシンクはアルミニウム押出成形で、GPUコアとビデオメモリをまとめて冷却する仕組み。ビデオメモリは容量2GBのSamsung製GDDR6を3枚搭載し、2フェーズの電源回路には「Dr.MOS」や「プレミアム100Aチョーク」「固体電解コンデンサ」などの高品質なパーツが採用されていた。
VGAクーラーカバーより一回りコンパクトな基板を採用する「Intel Arc A380 Challenger ITX 6GB OC」。搭載パーツがそれほど多くないため、実装密度は低め |
Arc A380から発生した熱を素早くヒートシンクに移動するため、サーマルグリスには「Nano Thermal Paste」を採用 |
ビデオメモリは容量2GBのSamsung製GDDR6メモリを3枚搭載 |
エントリーグラフィックスカードらしく電源回路は2フェーズのシンプルな構成 | DisplayPortは画像圧縮転送技術DSCに対応する |
冷却ファンは基板上の4pinコネクタに接続され、負荷に合わせて回転数が自動的に調整される |
冷却ファンには、ストライプ構造と鏡面仕上げを組み合わせた半透明なインペラを採用する、95mm口径の「ストライプアキシャルファン」を搭載 |
アルミニウム押出成形の円形ヒートシンクには、ビデオメモリと接触する部分に厚手のサーマルパッドが貼り付けられていた |