エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1194
2022.09.16 更新
文:撮影・編集部 池西 樹
ここからはソリダイム「P41 Plus」シリーズを実際にPCに組み込み、気になるパフォーマンスをチェックしていこう。今回はCPUがボトルネックにならないよう、第12世代IntelプロセッサのハイエンドモデルCore i9-12900KをベースとしたPCを用意し、ベンチマークソフトは「AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247」「CrystalDiskMark 8.0.4」「3DMark」「PCMark 10」「ATTO Disk Benchmark 4.01」の5種類を使用。なおOS、ドライバ、ベンチマークテストをインストールしたシステム用SSDは別途用意している。
「Solidigm Storage Tool」を使えば、Windows上から簡単にSSDの状況を把握することができる | 「ファームウェアのアップデート」タブで、最新ファームウェアのチェックとアップデートが可能 |
「診断スキャン」では、「クイック診断スキャン」と「完全診断スキャン」の2種類の診断が可能。SSDの調子が悪くなったときには試してみるといいだろう | SSDの速度低下を回復したい場合や、廃棄時など完全にデータを削除できる「セキュア・イレース」機能も搭載 |
「パフォーマンス・ブースター」では、SSDの内部キャッシュを消去して性能を改善できる | 優先度の高いデータをキャッシュする「ホスト・マネージド・キャッシュ」機能はあらかじめ有効化されていた |
まずは「AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247」を使い、基本的なパフォーマンスとシーケンシャルアクセスの圧縮率の影響を確認していこう。
【AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247:総合ベンチマーク】 |
【AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247:Compression-Benchmark】 |
「CrystalDiskMark」や「ATTO Disk Benchmark」に比べるとスコアが出にくいベンチマークということもあり、シーケンシャル読込は最高3,379.64MB/s、書込は最高2,543.98MB/sに留まる。とは言え、総合スコアは5,413ポイントを超え、バリューセグメントのPCI Express 4.0(x4)SSDとしては十分なスコア。特に書込は4K-64Thrdでもほとんどスコアに落ち込みがなく、良好なパフォーマンスを発揮する。
また「Compression-Benchmark」の結果を確認すると、読込・書込とも全領域でほぼフラットなグラフでシーケンシャルアクセスについては圧縮率の影響はないようだ。