エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1198
2022.09.30 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
実際にマシンを構築する際、必ず接続することになるファンコネクタの配置も気になるところ。魅せるマシンの構築に欠かせないRGBピンヘッダと合わせて、そのレイアウトをチェックしておこう。
ファンコネクタの配置 |
まずメモリスロット上部のコネクタから見ていくと、すぐ近くにある「CPU_FAN1」と「CPU_FAN2/WP_3A」(いずれも青枠)はCPUクーラー用のファンコネクタで、後者は水冷ポンプにも対応。その右側隅には、同じく水冷ポンプ対応のケースファン用コネクタ「CHA_FAN1/WP」(ケースファンは緑枠)が実装されている。ボード中ほどの右側には「CHA_FAN2/WP」があり、ここまでのコネクタでフロント・トップの水冷含むCPUクーラー・ファンをまかなうことになる。
CPUソケットのすぐ近くには「CHA_FAN6/WP」があり、ファン付きM.2ヒートシンクの「Blazing M.2 Gen5 Fan Heatsink」を搭載した場合は、その指定席になりそうな予感。ボトム方向にも水冷ポンプ対応のケースファンコネクタ「CHA_FAN3/WP」「CHA_FAN4/WP」および左側に「CHA_FAN5/WP」を実装。およそ冷却機器の接続に苦労することはないだろう。
メモリスロット上部に並んで配置されている、CPUクーラー用「CPU_FAN1」「CPU_FAN2/WP_3A」、その右側にあるケースファン用コネクタの「CHA_FAN1/WP」 | ATX電源コネクタのすぐ隣にある、フロント向けのケースファンコネクタ「CHA_FAN2/WP」 |
CPUソケットとM.2スロット、メモリスロットに囲まれた中央に配置されているのが「CHA_FAN6/WP」 | 電源・リセットボタンの隣に並んで配置されている「CHA_FAN3/WP」「CHA_FAN4/WP」 |
拡張スロットの下部に独立して配置されているケースファンコネクタ「CHA_FAN5/WP」 |
ARGB・RGBピンヘッダの配置 |
RGB関連のピンヘッダは大きく2箇所に分かれて配置されており、上部のメモリスロット付近にあるのがアドレサブルRGBに対応する5V/3pinの「ADDR_LED2」と「ADDR_LED3」(いずれも赤枠)。もう片方のペアは拡張スロット下部にあり、アドレサブルRGB対応の「ADDR_LED1」(赤枠)とRGBに対応する12V/4pinの「RGB_LED1」(オレンジ枠)が並んで実装されている。
マザーボード右上のメモリスロット付近には、いずれもアドレサブルRGB対応の「ADDR_LED2」「ADDR_LED3」を配置 | 下部に配置されているのは、左側がRGB対応の「RGB_LED1」、右側がアドレサブルRGB対応の「ADDR_LED1」だ |
引き続き基板上の各所に実装されているチップやコネクタ、各種便利機能をざっくり観察。画像セッションを締めくくろう。
電源回路のヒートシンクやI/Oカバーを取り外すと、各種ネットワークコントローラや電源回路のPWMコントローラなどが確認できる |
PCI-SIG認定を取得した、PhisonのPCI Express 5.0リピータIC「PS7101」 | USBリドライバPericom「PI3EQX」 |
「BIOS Flashback」に対応したBIOS ROMチップ | 2基並んで実装されている、SATA3.0用のAsmedia「ASM1061」 |
デュアルチップ構成で搭載されていた「AMD X670」チップセット |
NuvotonのI/Oコントローラ「NCT6796D-S」 | LEDとCIR機能をサポートするNuvotonのコントローラIC「NCT6681D」 |
デバッグLEDコードを表示する「Dr.Debug」と、検証時にも便利な電源・リセットスイッチ |
メイン電源コネクタのATX24pin | CPU補助電源コネクタは8pin×2を備えている |
M.2スロットの隣に実装されている、USB 3.2 Gen1ヘッダ(右側)とUSB 3.2 Gen2x2ヘッダ(左側) |