エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1198
2022.10.02 更新
文:撮影・編集部 池西 樹
「PCMark10:Full System Drive Benchmark」を使い、実際のアプリケーション環境における性能をチェックしていこう。
【PCMark10:Full System Drive Benchmark】 |
NANDフラッシュを使用するNVMe SSDでは、2,000以上が高速モデルの目安となる「PCMark10:Full System Drive Benchmark」だが、「CT1000P3PSSD8JP」では2,800に迫るスコアを記録。ちなみにバリュークラスながらPCI Express 3.0(x4)接続の限界に迫る性能を発揮した「P3」シリーズと比較すると総合スコアは2,563→2,792、Bandwidthは419.99MB/s→453.73MB/s、Average access timeは67μs→61μsへとそれぞれ高速化され、実際のアプリケーションでも明確な違いがある。
続いて「3DMark:Storage Benchmark」を使い、ゲーム環境における性能もチェックしていこう。
【3DMark:Storage Benchmark】 |
こちらは一般的なNVMe SSDでは2,500以上が高速モデルの目安となるがやはり楽にクリア。そして「P3」シリーズと比較すると総合スコアは2,729→2,953、Bandwidthは468.86MB/s→507.61MB/s、Average access timeは66μs→61μsに向上している。このことから「PCMark10:Full System Drive Benchmark」でチェックしたアプリケーション同様、ゲーム環境でもPCI Express 3.0(x4)接続のNVMe SSDを超えるパフォーマンスが期待できる。
「ATTO Disk Benchmark 4.01」でもシーケンシャルアクセスの性能をチェックしておこう。
【ATTO Disk Benchmark 4.01】 |
「ATTO Disk Benchmark 4.01」では、テストに圧縮率の高いデータを使用しているため、シーケンシャル読込は最高6.91GB/s、書込は最高5.94GB/sと、「CrystalDiskMark 8.0.4:All 0×00 (0Fill)」の結果に迫るスコアを記録した。またデータサイズ64KB以降はほとんどスコアにブレがなく、常に安定した転送速度が期待できる。