エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1201
2022.10.07 更新
文:撮影・藤田 忠
続いては「Barikata-417444」のゲーミングパフォーマンスを「3DMark」を使用してチェックしていこう。テストプリセットはDirectX 12ベースになる「Time Spy」を利用。解像度がWQHDの「Time Spy」と、4Kの「Time Spy Extreme」を実行している。
ハイミドルクラスで、WQHDゲーミングもターゲットとなるRadeon RX 6750 XTを搭載するだけあって、「Time Spy」のスコアは余裕で10,000ポイント超えを記録している。ベンチマーク中のフレームレートも、Graphics test 1で86.13fps、より負荷の高いGraphics test 2で73.61fpsと優秀な結果を残している。
テスト解像度が4Kとなる「Time Spy Extreme」のスコアは、さすがに5,000ポイント台で、フレームレートも30fps台と、GPU負荷が中~重量級となるゲームタイトルを、4K解像度を活かした最高画質で楽しむには厳しい結果になっている。
引き続き「3DMark」のDirect X11ベースベンチマーク「Fire Strike」を実行していこう。プリセットは解像度がフルHDとなる「Fire Strike」、WQHDの「Fire Strike Extreme」、4Kの「Fire Strike Ultra」の3種類すべてを実行している。
定番ゲームの多くで採用されているDirect X11。フルHD解像度の「Fire Strike」は29,213ポイントを記録。Graphics Test 1/2のフレームレートも負荷の高いTest 2で144.37fpsと、ゲーミング液晶ディスプレイの主流となる144Hz駆動でのゲームプレイを、十分視野に入れられる結果だ。WQHD解像度の「Fire Strike Extreme」も優秀な結果になっており、Graphics Test 1で91.41fps、Test 2で65.72fpsを記録している。ゲームタイトルや画質品質次第では、WQHD解像度で十分快適なプレイを狙える結果になっている。
「Time Spy Extreme」と同じく、4K解像度の「Fire Strike Ultra」は、スコア、フレームレートともにゲームプレイには少々厳しい結果になっている。
ベンチマークに続いては、ゲームタイトルを使ってパフォーマンスをチェックしていこう。1本目のタイトルは「ファイナルファンタジーXIV」だ。
公式ベンチマークをグラフィックス設定“最高品質”、フルHD/WQHD/4Kの3種類の解像度で実行した。なお、最新の「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ ベンチマーク」からは、8人パーティー×3グループの最大24人でプレイするアライアンスレイドを想定してスコア指標が見直され、“非常に快適”は15,000ポイント以上になっている。ここではスコアとともに、ベンチマーク中の平均フレームレートをまとめている。
フルHDだけでなく、WQHD解像度で“非常に快適”指標を獲得しており、平均フレームレートもエフェクトが飛び交うシーンでも安心してプレイできる100fpsオーバーを記録している。また、フルHDでは平均フレームレート145.61fpsと、ゲーミング液晶と組み合わせたヌルヌル描画でのプレイを実現できる。
4K解像度では9,212ポイントと、15,000ポイントは大き下回るが、平均フレームレートは62.89fpsを記録している。プレイはフルHD、WQHDで、スクリーンショット撮影時のみ、高精細な4Kに変更するといったスタイルもありだろう。