エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1201
2022.10.07 更新
文:撮影・藤田 忠
2本目のゲームタイトルは、人気の衰えないeスポーツタイトルの「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」だ。APIには「Vulkan」を選択し、総合品質は“最高”、レンダリングのスケーリングはデフォルトの”50”に加え、最高画質となる”100”を選択している。解像度はフルHD/WQHD/4Kの3種類を選択し、ゲーム内ベンチマークを使って計測を行っている。
「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」は、軽量級ゲームタイトルだけあって、フルHD、WQHDでゲーミング液晶の最高峰クラスとなるリフレッシュレート240Hzでの張り付きプレイを実現できる結果になっている。4K解像度での144Hz張り付きプレイも十分狙えるフレームレートなのもポイントだ。
続いては「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」と双璧をなす人気eスポーツタイトルの「Apex Legends」を使ってチェックしていこう。画質はできる限り高品質になるように設定し、解像度はこれまでと同じく、3種類で実行している。テストはデフォルトで設定されているフレームレート144fpsの上限を取り外した状態でゲームを起動し、ゲーム内「射撃訓練場」の一定ルートを60秒間移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で記録している。
影の表現など、画質を最も高くすると、中量級ゲームクラスになるため、144Hz駆動の張り付きプレイを実現するには、フルHD解像度でも画質のカスタマイズが必要な141.7fpsに留まっている。とは言え、対戦時にはあまり必要としない画質項目を”中”や”低”に設定することで、1パーセンタイル点144fpsオーバーを狙えるので、ゲーミング液晶と組み合わせて快適にプレイできる。
4本目のゲームタイトルは人気アクションRPG「MonsterHunterRise:Sunbreak」だ。元々は任天堂「Nintendo Switch」向けに登場したゲームタイトルのため、GPU負荷は低くなっている。ただ、最高品質ではレンダリング解像度(イメージクオリティ)が、150%に設定されるようになっているため、中量級のGPU負荷になる。解像度はフルHD/WQHD/4Kの3種類で、ゲーム内の「大社跡」をグルッと1周した際のフレームレートを「CapFrameX」で記録している。
4Kの150%となる6K近くでレンダリングされる4K解像度でも60fpsオーバーを記録しており、フルHD、WQHD解像度なら平均フレームレート100fps以上と快適に狩猟を楽しめる結果になっている。
5本目は、販売数が世界累計1,660万本(6月末時点)に達し、これからフロム・ソフトウェアの死の洗礼を受けるひとも居るだろう「ELDEN RING」で試していこう。ゲーム内フレームレートは60fps固定になるが、絵画的な美しい表示を堪能しながら快適にプレイするには、ミドルハイクラスのグラフィックスカードが必要だ。画質品質は”最高”を選択し、解像度はこれまでと同じく、フルHD/WQHD/4Kの3種類に設定。フレームレートは比較的、描画負荷の高い「湖のリエーニエ」を60秒間移動、戦闘した際のフレームレートを「CapFrameX」で記録している。
WQHDゲーミングもターゲットになっているRadeon RX 6750 XTを搭載するだけあって、WQHD解像度でも平均フレームレートは59.9fpsを記録。戦闘時のカクつきが死につながるゲームだが、実際に最高画質、WQHD解像度で1時間程度プレイしても、カクつきを感じることはなかった。
また、屋内探索がメインとなる序盤の「ストームヴィル城」では、フレームレートは60fpsに張り付いていた。「Barikata-417444」なら、2022年最も話題となったゲームの地位を獲得しそうな「ELDEN RING」を安心して、プレイできると言える。
城内などの探索時は、描画負荷が比較的低くなる。最後に控えている大型ボスとの死闘も60fpsをキープだ |