エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1202
2022.10.11 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」のスコアも確認しておこう。画質設定はプリセットが用意されていないため、できる限り高品質な設定を選択し、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類を選択。144Hzのフレームレート制限は解除し、「トレーニング」を1分間周回したときのスコアを「CapFrameX」で計測している。
フルHD解像度やWQHD解像度では「Apex Legends」の最高フレームレート制限である300fpsで頭打ち。4K解像度でもGeForce RTX 3080 Tiの約2倍に当たる251.4fpsを記録し、GeForce RTX 4090ならこれまでのように、少しでもフレームレートを稼ぐために敢えて画質を落としてゲームをプレイする必要はなくなるだろう。
APIにDirectX 12を採用する重量級ゲーム「Assassin’s Creed Valhalla」のスコアもチェックしておこう。解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、グラフィック品質は「最高」を選択し、計測にはゲーム内ベンチマークを使用している。
いずれの解像度でもGPU使用率は90%を超えることもあり、GeForce RTX 3080 Tiとの比較ではフルHD解像度でも約77%、WQHD解像度や4K解像度では80%以上も上回る良好なスコア。ちなみに4K解像度でも平均リフレッシュレートは120fpsに達し、UWQHDや4Kクラスの高速液晶ディスプレイを組み合わせたい。
さてここからはレイトレーシングに対応するゲームを使い性能を確認していこう。まずは「Far Cry 6」のゲーム内ベンチマークからだ。解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、画質は「最高」、DXR反射を「オン」、DXRシャドウを「オン」にした状態で計測を行った。
フルHD解像度やWQHD解像度では完全にCPU性能がボトルネックになっているようで、GeForce RTX 4090とGeForce RTX 3080 Tiで大きな差はなかった。しかし4K解像度では約55%もスコアがアップし、GPUの負荷が上がる高解像度環境では「Ada Lovelace」アーキテクチャの効果が発揮されるようだ。
協力プレイに特化したFPSゲーム「Wolfenstein: Youngblood」のスコアも確認しておこう。こちらも解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、グラフィックスクオリティは最高品質の“マイン・レーベン!”、レイトレーシングによるリフレクは“オン”に設定し、ゲーム内ベンチマークテストは“リバーサイド”を選択した。
フルHD解像度やWQHD解像度ではスコアが伸び悩むものの、それでもGeForce RTX 3080 Tiとの比較では約22%と約60%の差がついた。さらに4K解像度では約80%もパフォーマンスが向上。フレームレートも180fpsに達し、GeForce RTX 4090なら超解像技術を使わなくても4K解像度で快適にゲームを楽しむことができる。