エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1206
2022.10.18 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」のスコアも確認しておこう。なおプリセットが用意されていないため、画質設定はできる限り高品質な設定にして、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類を選択。144Hzのフレームレート制限は解除し、「トレーニング」を1分間周回したときのスコアを「CapFrameX」で計測している。
フルHD解像度やWQHD解像度では「Apex Legends」の最高フレームレート制限である300fpsで頭打ちになり、GeForce RTX 4090を使うのは正直もったいないと言わざるを得ない。また4K解像度でも250fpsを上回り、4K/144Hzの液晶ディスプレイを使った場合でも144fpsに貼り付けでのゲームプレイができるだろう。なおGeForce RTX 4090 Founders Editionからは約4fps上昇しており、クロックアップの効果も確実にある。
レイトレーシングには非対応ながら超重量級ゲームとして知られる「Assassin’s Creed Valhalla」のスコアもチェックしておこう。解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、グラフィック品質は「最高」を選択。また計測にはゲーム内ベンチマークを使用している。
フルHD解像度ではWQHD解像度からスコアが伸び悩み、やや頭打ちになる。またフレームレートは最も低い4K解像度でも125fpsをマークしており、これまでのゲームと同様、GeForce RTX 4090を使うなら高リフレッシュレートな液晶ディスプレイを用意したい。またGeForce RTX 4090 Founders Editionと比べるといずれの解像度でも約4%スコアが上昇しており、オーバークロックの効果がこれまでより大きいのも特徴だ。
続いてレイトレーシングに対応するゲームを使い性能を確認していこう。まずは「Far Cry 6」からだ。解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、画質は「最高」、DXR反射を「オン」、DXRシャドウを「オン」にした状態でゲーム内ベンチマークを実行した。
CPU性能がボトルネックになっているようで、いずれの解像度でもスコアに大きな変化はなかった。とは言え、4K解像度でも約110fpsをマークしており、レイトレーシングを有効にした状態でも快適なゲームプレイは間違いなし。またGeForce RTX 4090 Founders Editionとの比較では4K解像度では変化がないものの、WQHD解像度やフルHD解像度ではいずれも4fps向上した。
協力プレイに特化したFPSゲーム「Wolfenstein: Youngblood」のスコアも確認しておこう。こちらも解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、グラフィックスクオリティは最高品質の“マイン・レーベン!”、「レイトレーシングによるリフレク」は“オン”に設定し、ゲーム内ベンチマークテストは“リバーサイド”を選択した。
フルHD解像度ではレイトレーシングを有効にした状態でも負荷が軽すぎるためスコアが伸び悩むのは、これまでのテストと同様。またWQHD解像度でも280fps以上、4K解像度でも180fps以上をマークし、現行の液晶ディスプレイなら「Wolfenstein: Youngblood」では超解像度技術を使う必要は全く無いだろう。