ベンチマークテスト：フォートナイト

もう一つの人気バトルロイヤルゲーム「フォートナイト」でもフレームレートを確認しておこう。設定は競技向けのパフォーマンスモードと、APIをDirectX 11、グラフィックスクオリティは“最高”に設定した場合の2種類で、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドット。テスト条件を同じにするためリプレイデータを再生し、フレームレートは「CapFrameX」で計測している。

比較的低スペックのPCでも高いフレームレートが狙えることから使用している人も多いであろうパフォーマンスモードだが、4K解像度でも750fpsを超え、フルHD解像度では今回テストしたゲーム中最高の867.1fpsをマークし、「Strix RTX 4090」に対しては負荷が軽すぎる。

続いて、APIをDirectX 11、グラフィックスクオリティを“最高”に設定した場合の結果を確認すると、フルHD解像度で約270fps、WQHD解像度で約220fps、4K解像度でも約130fpsを記録した。「Strix RTX 4090」なら、これまでのようにフレームレートを稼ぐために画質を調整する必要はなし。いずれの解像度でも最高画質で快適なゲームを楽しめる。

また「RTX 4090 FE」との比較では、フルHDでは差がないが、WQHD解像度では約2％、4K解像度では約5％の差がつき、負荷が上がるにつれてクロックアップの効果も大きくなっている。

ベンチマークテスト：Assassin’s Creed Valhalla

続いて「Assassin’s Creed Valhalla」のスコアをチェックしていこう。解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、グラフィック品質は「最高」を選択。また計測にはゲーム内ベンチマークを使用している。

レイトレーシングには非対応ながら超重量級のゲームとして知られる「Assassin’s Creed Valhalla」だが、4K解像度でも120fps、フルHD解像度では200fpsを超え、やはり高リフレッシュレートの液晶ディスプレイを組み合わせたい。また「RTX 4090 FE」との比較では、フルHD解像度やWQHD解像度ではほとんど差がないものの、4K解像度で約5％スコアが上昇しており、やはり負荷が高くなるに連れて効果が大きくなっている。

ベンチマークテスト：Far Cry 6

ここからはレイトレーシングに対応するゲームのパフォーマンスをチェックしていこう。まずは「Far Cry 6」からだ。解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、画質は「最高」、DXR反射を「オン」、DXRシャドウを「オン」にした状態でゲーム内ベンチマークを実行した。

レイトレーシングを有効にしているにも関わらず、4K解像度でも110fpsに迫るスコアで、超解像度技術を使うことなく、美しい映像で快適にゲームを楽しむことができる。なおいずれの解像度でもスコアに差はなく、「Far Cry 6」ではオーバークロックの効果はほとんどないようだ。