エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1218
2022.11.11 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
PCを組み立てる際の使い勝手を左右する、ファンコネクタやLEDコネクタの配置をチェックしていこう。
ファンコネクタの配置(CPUファン:赤/ケースファン:青) |
まずファンコネクタを確認すると、CPUクーラー用が「CPU_FAN1」「CPU_FAN2/WP」の計2基、ケースファン用が「CHA_FAN1/WP」~「CHA_FAN5/WP」の計5基で、最大出力は「CPU_FAN1」が1A/12W、それ以外はいずれもウォーターポンプでの運用を想定して2A/24Wまで対応する。
またCPUクーラー用のコネクタはいずれもCPUソケットの右上に配置され、CPUクーラーから最短で接続が可能。そしてケースファン用のコネクタは、上段の右側に「CHA_FAN1/WP」、中段の中央と右に「CHA_FAN4/WP」「CHA_FAN3/WP」、下段のやや左に「CHA_FAN2/WP」「CHA_FAN5/WP」とバランスよく配置され、PCケースの各所にファンを搭載する場合も配線に困ることはないだろう。
CPUソケットに最も近い位置に配置された「CPU_FAN1」 | オールインワン型水冷ユニットのポンプユニットに便利な「CPU_FAN2/WP」とトップファンに便利な「CHA_FAN1/WP」 |
基板の中段にはフロントファンの接続に便利な「CHA_FAN4/WP」「CHA_FAN3/WP」を搭載 |
下段にも「CHA_FAN2/WP」「CHA_FAN5/WP」の2基のファンコネクタを搭載 |
ファンの回転数は「FAN-Tastic Tuning」を使い細かく調整できる |
LEDコネクタはアドレサブルRGBに対応する5V/3pinピンヘッダ「ADDR_LED」が、基板右上に2基、基板左下に1基、RGBに対応する12V/4pinピンヘッダ「RGB_LED」が基板左下に1基というスタンダードな構成。いずれも「Polychrome Syncユーティリティ」を使えば、マザーボードのイルミネーションと連携することもできる。
LEDコネクタの配置(アドレサブルRGB LED:紫/RGB LED:緑) |
アドレサブルRGB LEDの5V/3pinとRGB LEDの12V/4pinコネクタは互換性が無いため、誤って差し込まないようにグレーとホワイトの2色で色分けされている |
「Polychrome Sync」では、マザーボードだけでなく、対応グラフィックスカードやメモリ、SSDなどのイルミネーションも制御可能 |
画像セッションのラストは基板上に実装されている、各種コネクタやチップ類をまとめてチェックしていこう。
メインの電源コネクタはATX 24pin | 基板右端中央にはUSB 3.2 Gen2x2 Type-C、USB 2.0、USB 3.2 Gen1 Type-Aのピンヘッダを搭載 |
基板の下段には各種ピンヘッダがズラリ配置されている。なおUSB用のピンヘッダはUSB 2.0とUSB 3.2 Gen1 Type-Aを搭載 |
USBハブコントローラASMedia「ASM1074」 | I/OコントローラNuvoton「NCT6796D-E」 |
2.5ギガビットLANコントローラRealtek「Dragon RTL8125BG」 | リアインターフェイス部分にもUSBハブコントローラASMedia「ASM1074」を搭載 |
リアインターフェイスカバー用のLEDコネクタ | LEDコントローラNuvoton「NUC121ZC2」 |
PCI Express 5.0対応リピータPhison「PS7101-51」 | ファンコントローラNuvoton「3947SA」 |
基板には2オンス銅層を備えた6層PCBを採用。またPCI Express 5.0(x16)スロットやDDR5メモリスロット部分には半田パターンが無く表面実装であることがわかる |