エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1221
2022.11.21 更新
文:編集部/撮影:pepe
ここからは実際のゲームを想定したベンチマークを確認していこう。まずは人気MMO RPGの最新アップデート版「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」公式ベンチマークテストからだ。解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で計測を行っている。
フルHD解像度やWQHD解像度では最高判定“非常に快適”になる15,000ポイントを大幅に上回る。フレームレートもそれぞれ186.75fpsと142.95fpsで、お手頃になってきたリフレッシュレート144Hzクラスの液晶ディスプレイと組み合わせたい。また4K解像度でも判定は上から2番目の“とても快適”、フレームレートも74.91fpsで、最高画質でもゲームプレイに不満がでることはないだろう。
人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」でもスコアを確認していこう。解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、プリセットが用意されていないため画質はできる限り高品質な設定を選択。また144Hzのフレームレート制限は解除し、計測には「CapFrameX」を使用した。
スコアの傾向は「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」に似ており、フルHD解像度やWQHD解像度では、リフレッシュレート144Hzクラスの液晶ディスプレイとの組み合わせがちょうど良さそうだ。また4K解像度でも平均87fpsをマークしており、スタンダードな60Hzのディスプレイであれば全く問題ない。
もう1つの人気バトルロイヤルゲーム「フォートナイト」でも確認していこう。解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、APIはDirectX 12を選択している。またグラフィックスクオリティは“最高”と“最低”をベースに3D解像度を“100%”、描画距離を“最高”に変更したフレームレート重視のカスタム設定の2種類で、レイトレーシング機能とDLSSを有効にした状態でもテストを実施している。なお計測には「CapFrameX」を使用している。
最高品質ではフルHD解像度が152.9fps、WQHD解像度が104.3fpsで、WQHD解像度までならゲームプレイに問題なし。ただし、4K解像度では54.9fpsまで落ち込むことから、若干画質を調整したほうがいいだろう。またレイトレーシング機能を有効にした場合でもDLSSを組み合わせることで、やはりWQHD解像度までなら十分快適にゲームを楽しめる。
そしてカスタム設定の結果を確認すると、こちらは一気にスコアが上昇し、4K解像度でも200fpsを超えるフレームレートを記録。超高リフレッシュレート液晶との組み合わせも視野に入ってくる。さらにレイトレーシング機能を有効にした場合でもDLSSと一緒なら4K解像度でも全くゲームプレイに問題はない。
続いて、解像度によっては内蔵グラフィックでも動作する軽量級ゲーム「VALORANT」の結果を確認していこう。解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、画質はできる限り高品質な設定を選択。フレームレート制限は解除し、計測には「CapFrameX」を使用している。
4K解像度でも254.5fpsを超えるスコアで、「Trident X 12VTD-051JP」による動作は全く問題なし。またフルHD解像度では、WQHD解像度とフレームレートが約30fpsしか変わらず性能が飽和しているようだ。
ゲーム系ベンチマークのラストは「MonsterHunter」シリーズの最新作「MonsterHunterRise:Sunbreak」の結果を確認していこう。解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、ゲーム内の「大社跡」を1周した際のフレームレートを「CapFrameX」で計測した。
フルHD解像度なら201.3fps、WQHD解像度でも155.7fpsで、高リフレッシュレートの液晶ディスプレイの性能を十分に引き出すことができる。また4K解像度でも79.5fpsをマークし、60Hzのスタンダードモデルであればコマ落ちなどもなく滑らかな映像でゲームを楽しめる。