エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1224
2022.12.04 更新
文:撮影・藤田 忠
「CrystalDiskMark 8.0.4」でも圧縮率の影響を確認した。データサイズはデフォルトの1GiBに固定し、圧縮率の低い「デフォルト (ランダム)」と、圧縮率の高い「All 0×00 (0Fill)」を実行している。なお、ピーク性能で確認するため、CrystalDiskMarkの「設定」で「NVMe SSD」を選択している。
【デフォルト (ランダム)】 | 【All 0×00 (0Fill)】 |
書込に「AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247:Compression-Benchmark」のような落ち込みはみられなかったが、コントローラの「ACNS075 PMX866.00S-S」は、SK hynixの自社製品以外では、あまり見かけないため、「CrystalDiskMark 8.0.4」のテストは「デフォルト (ランダム)」と「All 0×00 (0Fill)」の両方で行うことにした。
ここからは「CrystalDiskMark 8.0.4」を使い、データサイズによる性能の違いを確認していこう。ベンチマークは「NVMe SSD」に設定し、データサイズ16MiB、64MiB、256MiB、1GiB、4GiB、16GiB、64GiBの7種類を、「デフォルト (ランダム)」と「All 0×00 (0Fill)」で実行している。デフォルトのMB/s表示に加えて、IOPS表示も残している。
【16MiB(MB/s)】 | 【16MiB(IOPS)】 |
【64MiB(MB/s)】 | 【64MiB(IOPS)】 |
【256MiB(MB/s)】 | 【256MiB(IOPS)】 |
【1GiB(MB/s)】 | 【1GiB(IOPS)】 |
【4GiB(MB/s)】 | 【4GiB(IOPS)】 |
【16GiB(MB/s)】 | 【16GiB(IOPS)】 |
【64GiB(MB/s)】 | 【64GiB(IOPS)】 |
シーケンシャルアクセスを確認すると、読込はデータサイズに関係なく、公称値を上回る7,100MB/s台を記録している。書込は公称値を下回っているが、6,300MB/s~6,500MB/s台と優秀なアクセス速度を発揮している。読込のブレはほとんどなく、書込もブレは2%程度に留まっているので、安定したパフォーマンスが期待できる。
ランダムも非常に高速で、読込、書込ともに公称値を大きく上回る1,400,000 IOPS前後を発揮している。Windowsやアプリケーションの起動や、ゲーミングなど実使用での高パフォーマンスに期待できる。