エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1226
2022.12.08 更新
文:編集部/撮影:pepe
ディスプレイ同期技術として、NVIDIA製グラフィックカードを組み合わせることで利用可能な可変リフレッシュレート型同期機能「G-SYNC Compatible」に対応している。画面のカクつきやティアリング現象を抑えつつ流れるような滑らかな表示ができるため、GeForce系グラフィックスカードを使用しているなら是非とも有効化しておきたい機能だ。
プロゲーマーの声を取り入れて開発されたゲーマー向けのアシスト機能「GamePlus」は「PG42UQ」にも用意されている。メニューは5つ。画面をズームイン可能なスナイパー機能やエイムをサポートするクロスヘア(数種類から選択可能)、クールタイムの把握などに便利なタイマー機能、現在のフレームレートをリアルタイムに表示するFPSカウンターが用意されている。
OSD制御用のスイッチからメニューを呼び出すことができる |
1.2./1.5/1.7/2.0倍でズームイン可能なスナイパー機能 |
エイムをサポートするクロスヘアは6パターンから選択可能 |
リロードやスキルのクールタイム把握などに便利なタイマー機能 | フレームレートをリアルタイムに表示し環境を確認できる |
8つのプリセットから最適な表示モードを選択できるのが「GameVisual」だ。風景画像の表示に適した「Scenery Mode」、入力遅延を低減する「Racing Mode」、コントラストと彩度を向上させ動画鑑賞に最適な「Cinema Mode」、彩度とコントラストを高める「RTS/RPG Mode」、高コントラスト設定により暗いシーンでも視認性を高める「FPS Mode」、写真や画像の表示に便利な「sRGB Mode」、対戦相手のヘルス/マナバーの色を強調する「MOBA Mode」、任意のカスタマイズを保存できる「User Mode」が用意されている。
「Apex Legends」で試した各モードの画像は以下の通り。モードにより見え方はもちろん色合いもかなり異なるため、好みが分かれるところ。ホットキーやOSDメニューから簡単に切替ができるため、あまりモード名にとらわれずシーンや状況に応じて自分に合ったモードを選択するという使い方がおすすめだ。
風景画像の表示に適した「Scenery Mode」 | 入力遅延を低減する「Racing Mode」 |
動画鑑賞に最適な「Cinema Mode」 | 彩度とコントラストを高める「RTS/RPG Mode」 |
暗いシーンでも視認性を高める「FPS Mode」 | 写真や画像の表示に便利な「sRGB Mode」 |
対戦相手のヘルス/マナバーの色を強調する「MOBA Mode」 |
本体にカスタムヒートシンクを内蔵する事で長時間のゲームでも安定した描画を可能にする。具体的にはヒートシンク非搭載のROG液晶ディスプレイと比較し8%の温度低下を実現。有機ELディスプレイの性能を底上げするほか、製品寿命を延ばす効果もあるという。なお、ファンレス仕様のため動作音が気になることはない。
「PG42UQ」は豊富なインターフェイス類が用意されている。詳細は後ほど外観セッションで解説するが、HDMI 2.1と2.0に加え、DisplayPort 1.4を搭載。PCのほか、PS5、Xbox Series X、Nintendo Switchの全てを接続することもできる。トップにはカメラ用の三脚穴が設けられており、テレワークや配信の際に便利だ。また、電源のON/OFFやボリューム調整、入力切り替えなど基本操作ができるリモコンも付属している。