エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1226
2022.12.08 更新
文:編集部/撮影:pepe
ディスプレイ本体以外の付属品をチェックしておこう。映像系のケーブルはDisplayPortケーブルとHDMIケーブルが付属。そのほか、USBケーブル(Type-A to Type-B)やリモコン、スタンド固定用ネジ、電源ケーブル、クイックインストールガイド、保証書類等が専用ポーチにまとめられている。
DisplayPortケーブル | HDMIケーブル |
USBケーブル | 電源ケーブル(長さ約180cm) |
リモコン | リモコン用電池 |
スタンド固定用ネジ | ドレスアップに使えるROGステッカー |
クイックインストールガイド | 取り出しマニュアル |
キャリブレーション済み証明書 | 専用ポーチ |
最後のセッションでは、組み込み手順を画像とともに確認する。大型サイズの「PG42UQ」はパッケージ外形寸法は幅1,070mm、高さ870mm、奥行き188mm、重量は20.07kgと非常に大きくて重い。作業は付属のマニュアルに沿って慎重に進める必要があるとともに、可能であれば2人で行うと安全だろう。
製品本体が大きくデザインされたパッケージ。奥行きは約200mmほどだが、幅は1mオーバー。重量も20kgあるためとてもハンドキャリーできるレベルではない。素直に配送してもらおう |
パッケージから取り出した本体は、発砲スチロールやベルトで厳重に梱包されている | ディスプレイ本体を取りだしたところ。重量は約15kgある |
付属のスタンド。大きく八の字に開いており安定感は抜群 | スタンドは4つのネジでしっかり固定する |
まさに目の前を覆うゲーミング画面を実現する、「ROG Swift OLED PG42UQ」のド迫力は圧巻の一言だった。世界初41.5型の大型有機ELパネル、4K最高峰の高リフレッシュレートと超高速応答、HDR時1,500,000:1に達する圧倒的コントラストといった特大スケールのスペックを、デスクにギリギリ置けるサイズ感で実現している。唯一のネックは巨大すぎるが故の設置(そして組み立て)の難しさだが、それもこのディスプレイを実用できるなら、無視しても構わないであろう些細な(!)障害だ。
液晶パネルとは段違いに左右・上下の画質変化に強く、別次元に優れた色彩や明暗差の表現といった特性は、有機ELならでは。それを大画面テレビ級の大判ディスプレイで味わえるのは、これ以上ない贅沢な体験だ。さらに通常のノングレアパネルに比べても大幅に映り込みが低減された特殊コーティングも相まって、とにかく没入感の高さが光る。
4Kモデルとあって最大リフレッシュレートこそ控えめなものの、有機EL特有の高速駆動もあり、数字以上に低残像という印象。とはいえ画質を下げてでも極端な高フレームレートで勝負したいeスポーツ系タイトルにはもったいなく、じっくり最高画質で世界観に浸りたいゲームでこそ真価を発揮するディスプレイと言える。PS5やXbox Series X|Sの4K/120Hzプレイにももってこいな、最高のゲーミング体験が味わえる1台だ。
協力:ASUS JAPAN株式会社