エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1228
2022.12.10 更新
文:撮影・編集部 池西 樹
画像による紹介が一通り完了したところで、ここからはStreacom「DA6」の評価サンプルに構成パーツを実際に組み込みPCを構築する。限りあるスペースにどのように折り合いをつけて、ATX電源ユニットや最大323mmまでの大型グラフィックスカードをサポートしているのか、じっくりと確認していこう。
まずはマザーボードの組み込みから進めていこう。今回搭載テストに使用したのは、Intel Z690チップセットを採用するMini-ITXマザーボードASUS「ROG Strix Z690-I Gaming WiFi」だ。取り付けは、ボトムパネルから伸びる2本の「マザーボードポスト」に各2本、計4本のネジで固定するだけ。オープンフレームということで、スペースにも余裕があり、特に苦労することはなかった。またリアインターフェイスのI/Oシールドは一体型の「プレマウントI/Oシールド」だが、特に干渉することはなく、スムーズに取り付けることができた。
「マザーボードポスト」にはあらかじめネジ穴が用意されているため、4本のネジでマザーボードを固定するだけ。特に戸惑うことはないだろう |
Streacom「DA6」では、拡張スロットが「マザーボードポスト」の裏側に用意されているため、グラフィックスカードなどの拡張カードを使用する場合には別途ライザーカードを購入する必要がある。使用できるライザーカードは、両端が180°アングルした特殊な形状のもののため、グラフィックスカードを使用する予定があるなら、専用設計のStreacom「RZ4」を同時に購入しておくといいだろう。
PCI Express 4.0(x16)に対応する専用ライザーカード「RZ4」 | コネクタ部をマザーボードのPCI Express 4.0(x16)スロットに差し込む |
スロット側は「マザーボードポスト」に実装されているL字型の金具に固定する。なお専用バックプレートで固定するCPUクーラーや水冷ユニットを使用する場合は、ライザーカードを装着する前にバックプレートの準備をしておこう |