エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1239
2023.01.06 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
続いて、実際にPCを組み立てる際の配線に重要な、ファンコネクタやLEDコネクタをチェックしていこう。
4pinファンコネクタは計6基搭載。デフォルトの制御モードや出力が異なるので、用途に合わせて最適なコネクタを選択しよう |
ファンコネクタはCPUクーラー向けの「CPU_FAN1」、水冷ポンプ向けの「PUMP_FAN1」、ケースファン向けの「SYS_FAN1~4」の計6基搭載する。出力は「PUMP_FAN1」が最大36W、それ以外は最大24Wで、制御方式は「CPU_FAN1」「PUMP_FAN1」が「PWM mode」、「SYS_FAN1~4」は「DC mode」に設定されている。制御モードについては「Hardware Monitor」のファンコントロール機能などで後から変更することができるが、予め用途に合わせて選択しておくといいだろう。
MSI「MAG B760M MORTAR WIFI」自体にはイルミネーション機能は搭載されていないが、ピンヘッダは用意されているためCPUクーラーや冷却ファンなどのLED機能は使用できる |
LEDのコネクタはアドレサブルRGB LEDに対応する5V/3pinが2基、RGB LEDに対応する12V/4pinが1基でイマドキのマザーボードとしては標準的な構成。最近ではケーブルを接続しなくてもイルミネーションを制御できるデバイスも増えており、一般的な使い方なら不足することはないだろう。
画像セッションのラストは、基板上に実装されたコネクタやスイッチ、各種チップをまとめてチェックしていこう。
メインの電源コネクタATX 24pin | 補助電源コネクタはハイエンドモデルと同じ8pin×2 |
ATX 24pinコネクタの脇には、問題のあるデバイスを視覚的に確認できる「EZ Debug LED」を搭載 | フロントUSB 3.2 Gen 2 Type-C用とフロントUSB 3.2 Gen 1 Type-A用のピンヘッダ |
I/OコントローラNuvoton「NCT6687D-M」 | リアインターフェイス部分にはネットワークコントローラやUSBハブなどのICチップを搭載 |
フロントパネルやフロントオーディオ、USB 2.0などのピンヘッダは基本的に基板下側にまとめられている |
2oz銅層を備えるIT-150サーバーグレード6層PCBを採用。またメモリスロットやPCI Express 5.0(x16)スロット部分の裏側にはハンダがなく、表面実装であることが確認できる |