エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1252
2023.02.06 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
ここからは、編集部に届けられた「PCIe Gen5 12VHPWR cable」のパッケージを開封し、実際に製品を取り出して確認しよう。内容物はモジュラーケーブルと簡易ガイドのペーパーのみのため、パッケージサイズはかなり控えめだ。
CORSAIRのロゴマークが中央に配置されたパッケージ。外形寸法は実測で約幅195mm、奥行き40mm、高さ53mmといったところ |
側面には製品名や簡単な仕様が記載されたラベルが貼られていた。Type-4規格に対応、最大600Wの出力が可能なケーブルだ |
パッケージを開封すると、ケーブルは束ねられてジッパー付きの袋に収納されていた。付属品は簡易ガイドのみ |
「PCIe Gen5 12VHPWR cable」ケーブルを取り出す。サイドバンド信号用を含め、ケーブルがしっかりまとまるように結束バンドも使用されている |
ケーブルの全長は約600mm。コネクタはグラフィックスカード側が12VHPWR、電源ユニット側はCORSAIRによるType-4規格のPCI Expressモジュラーコネクタになっている。
ちなみに12VHPWRは、規格団体のPCI-SIGによりPCI Express 5.0世代の次世代コネクタとして2019年に策定されたもの。その構造は、電源供給用の12pinとサイドバンド信号用の4pinから構成される12+4pin仕様だ。1pinあたり最大9A前後の大電流を流すため、ケーブルにも米ワイヤーゲージ規格の16AWG銅線(サイドバンド用は28AWG)が使用される。
12VHPWRコネクタは12+4pin仕様で、コネクタ固定のためのラッチを備えている |
12VHPWRコネクタをアップで確認。サイドバンド信号用は2pinのみが結線されているようだ |
電源ユニット側のモジュラーコネクタ。CORSAIRのType-4規格に対応する | ケーブルはフラット形状を採用、折り曲げやすく取り回しも容易だ |
ケーブルの接続イメージ。12VHPWRコネクタがしっかり根本まで接続されているかよく確認する必要がある | 電源ユニット側のコネクタは、Type-4規格のPCI Expressモジュラーコネクタ2系統に接続する |