エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1253
2023.02.08 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
続いてより実際の運用に近いパフォーマンスを計測できる「PCMark10:Full System Drive Benchmark」のスコアを確認していこう。
【PCMark10:Full System Drive Benchmark】 |
これまでPCI-Express4.0(x4)接続のNVMe M.2 SSDでは、最速モデルでも3,000台後半が精一杯だった「PCMark10:Full System Drive Benchmark」だが、「PG5NFZ」では4,800を超えるスコアを記録。Bandwidthも766.68MB/s、Average access timeも34μsと非常に高速で、実際のアプリケーションでもPCI Express 5.0(x4)SSDを搭載することで、処理性能を向上することができる。
ゲーム環境におけるパフォーマンスを計測できる「3DMark:Storage Benchmark」のスコアもチェックしておこう。
【3DMark:Storage Benchmark】 |
Bandwidthの平均は800MB/s超え、Average access timeの平均は37μsで、いずれもPCI-Express4.0(x4)接続のハイエンドモデルと比較しても20~30%高速化されている。さらに総合スコアは「PCMark10:Full System Drive Benchmark」と同様、PCI-Express4.0(x4)接続のNVMe M.2 SSDでは、最速モデルでも4,000を超えることが難しかったのに対して、「PG5NFZ」では4,835をマークしており、ゲームでもしっかりと違いを出せる事がわかる。
「ATTO Disk Benchmark 4.01」でもシーケンシャルアクセスのパフォーマンスをチェックしておこう。
【ATTO Disk Benchmark 4.01】 |
読込最高9.39GB/s、書込最高9.54GB/sで、PCI Express 4.0(x4)接続のSSDとは一線を画す転送速度を発揮する。また公称値との比較では読込はあと一歩届かないが、書込では同等以上のスコアを記録し、グラフも安定している。