Ryzen 7 7700で冷却性能をチェック

Core i7-13700Kでのテストが一段落したところで、続いてAMD Ryzen 7000シリーズでも検証を進めていく。まずは8コア/16スレッドで、TDP65WのハイエンドCPU Ryzen 7 7700からだ。なおストレステストや騒音値の計測はCore i7-13700Kと同じ条件でテストを行い、CPU温度はCPU (Tctl/Tdie) の数値を採用している。

TDP65WのRyzen 7 7700でも検証を実施。ちなみにPPTは88Wに設定されていた

CPU温度計測

高負荷時のPackage PowerはいずれのテストでもPPT通り90W前後で推移する。そしてCPU温度は「CINEBENCH R23」は70℃前後でフラットなグラフ。「OCCT 11.0.20」ではややブレがあるものの、こちらもおおむね70℃以下で推移する。なおCPUクロックを確認すると「OCCT 11.0.20」で5.1GHz、「CINEBENCH R23」でも4.95～5.0GHzで動作し、ブースト機能も有効になっているのが確認できた。

冷却ファン回転数と騒音値

ファンの回転数は「CINEBENCH R23」が1,100～1,200rpm、「OCCT 11.0.20」では950～1,300rpmとややブレが大きいが、ノイズレベルは一度も40dBAを超えることはなく、ファンの風切り音が気になることはなかった。