エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1259
2023.02.27 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからは定番3Dベンチマーク「3DMark」を進めて行く。まずはDirectX 12 Ultimateに対応した最新ベンチマーク「Speed Way」の結果から確認していこう。
Physics testやCombined testといったCPUに関連するテストが存在しない「Speed Way」。CPUの影響は軽微で、最も差の大きいRyzen 9 7950X3DとCore i9-13900Kでもその差は1%未満で誤差の範囲に留まった。
続いてAPIにDirectX 12を使用する「Time Spy」のスコアを確認していこう。今回はハイエンド構成ということを考慮して、プリセットには「Time Spy」と「Time Spy Extreme」を使用している。
グラフィック系のベンチマークながら、マルチスレッド処理への最適化が進んでいることもあり、いずれのプリセットでもCore i9-13900Kが最も高いスコアを記録した。またRyzen 9 7950Xとの比較ではその差は1%未満にとどまり、有意な違いは出なかった。
APIにDirect X11を使用する「Fire Strike」のスコアもチェックしていこう。こちらもハイエンド環境ということを考慮して、「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」の3種類のプリセットを選択した。
こちらはTime Spyからスコアが逆転し、すべてのテストでRyzen 9 7950X3Dがトップを獲得した。特にCore i9-13900Kとの比較では、「Fire Strike Ultra」で約2%、「Fire Strike」では約4%上回り、確実に違いが出ている。