エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1274
2023.04.08 更新
文:撮影・編集部 池西 樹
ここからは実際のゲームを想定したベンチマークテストを進めていこう。まずは人気オンラインRPGの最新ベンチマーク「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ」からだ。解像度はフルHDに固定して、「グラフィックス設定」は「最高品質」「高品質(デスクトップPC)」「標準品質(デスクトップPC)」の3種類で計測を行っている。
「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ」になってかなり判定は厳しくなっているが、「最高品質」や「高品質(デスクトップPC)」でも“普通”、「標準品質(デスクトップPC)」まで画質設定を落とせば“やや快適”まで判定を引き上げることができる。これなら、よほど大規模なレイド戦でなければ快適にゲームを楽しむことができるだろう。
人気タクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のゲーム内ベンチマーク結果を確認しておこう。解像度はフルHDに固定して、「総合品質」は「最高」「高」「低」の3種類で計測を行った。
比較的負荷の軽いゲームということで、「最高」でも111fps、「低」に画質を下げれば143fpsまで平均フレームレートを引き上げることができる。元々それほど画質にこだわる必要がないゲームなので、敢えて描画品質を落として高リフレッシュレートな液晶ディスプレイを組み合わせるのもアリだ。
同じタクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Extraction」のゲーム内ベンチマーク結果も確認しておこう。こちらも解像度はフルHDに固定して、「総合品質」は「最高」「高」「低」の3種類で計測を行った。
「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」に比べるとフレームレートは低下しているが、「最高」でもマルチプレイの目安になる60fpsをクリア。さらに「低」まで画質を抑えることで、92fpsまでフレームレートが上昇しており、「Tom Clancy’s Rainbow Six Extraction」でもフルHD解像度までなら全く動作に問題はない。
人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」のスコアも確認しておこう。解像度は1,920×1,080ドットに固定し、グラフィック設定は「テクスチャーストリーミング割り当て」のみ「高」にした場合と「中」にした場合に加えて、「テクスチャーストリーミング割り当て」を「低」に、その他をできる限り軽くした、いわゆる競技向けの設定でも計測を実施した。
「高」や「中」の設定ではマルチプレイの目安になる60fpsに届かず、本格的なゲームプレイは難しい。ただし、競技向けの設定では平均フレームレートは約85fpsまで上昇。最低フレームレートも60fpsを割り込むことはなく、実際にゲームをしていても不満を感じることはなかった。