エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1282
2023.04.30 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
続いてレイトレーシングとDLSS 3に対応するレースゲーム「F1 22」のベンチマーク結果を確認していこう。ベンチマークの解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、「詳細プリセット」は“超高”、「アンチエイリアス」は“NVIDIA DLSS”、「DLSS超解像度モード」は“バランス”、「DLSSフレーム生成」を“オン”に設定。テストコースは“バーレーン”を選択した。
GeForce RTX 40シリーズで新たに追加された「フレーム生成」機能の効果は高く、4K解像度でも80fpsまでフレームレートが向上。さらにWQHD解像度では約200fps、フルHD解像度では約270fpsを記録しており、超高リフレッシュレートな液晶ディスプレイの性能を引き出すことができる。
オープンワールド型アクションRPGの大作「Cyberpunk 2077」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。「クイックプリセット」は“レイトレーシング:ウルトラ”、「DLSS Super Resolution」は“バランス”で、GeForce RTX 4070とGeForce RTX 4070 Tiでは「DLSS Frame Generation」を“オン”に設定。解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で計測を実施した。
「F1 22」同様、DLSS 3の「フレーム生成」機能に対応するため、4K解像度でもフレームレートは70fpsを上回る。さらにWQHD解像度では約125fps、フルHD解像度では165fpsを超えており、最近価格がこなれている144Hzクラスの液晶ディスプレイとの組み合わせにピッタリだ。
ゲーム系ベンチマークのラストは人気オープンワールド型RPG「ホグワーツ・レガシー」をチェックしていこう。「全体の品質プリセット」は“最高”、「レイトレーシング反射」「レイトレーシングシャドウ」「レイトレーシングによるアンビエントオンクルージョン」は“オン”、「レイトレーシング画質」は“最高”、「アップスケールタイプ」は“NVIDIA DLSS”、「アップスケールモード」は“NVIDIA DLSSクオリティ”、「フレーム生成」は“オン”に設定。解像度はこれまでと同じ1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、フレームレートの計測にはCapFremeXを使用している。
スコアの傾向は「Cyberpunk 2077」に近く、4K解像度までなら60Hz、WQHD解像度やフルHD解像度までなら144Hzクラスの液晶ディスプレイとの組み合わせがちょうどいいだろう。ここまでの結果を見る限り、DLSS 3に対応するゲームであれば、「ASUS Dual GeForce RTX 4070 12GB GDDR6X」でも4K解像度、最高画質で快適にゲームを楽しむことができる。