エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1286
2023.05.09 更新
文:撮影・編集部 池西 樹
「PCMark10:Full System Drive Benchmark」を使い、実際のアプリケーション環境における性能をチェックしていこう。
【PCMark10:Full System Drive Benchmark】 |
PCI-Express4.0(x4)接続のNVMe M.2 SSDでも総合スコアは2,000前後の製品もある中、「CRAS C930」では3,000に迫るスコアを記録している。レイテンシも58μsに留まり、これ以上のパフォーマンスを望むのであれば、PCI Express 5.0(x4)モデルや、NANDフラッシュに比べて極端にレイテンシが小さい3D Xpointを採用するIntel Optaneシリーズのようなストレージを組み合わせるしかないないだろう。
続いて「3DMark:Storage Benchmark」を使い、ゲーム環境における性能もチェックしていこう。
【3DMark:Storage Benchmark】 |
総合スコアは平均(2,139)を約15%上回る2,471で、現在SATA 3.0やPCI Express 3.0(x4)接続のSSDを使用しているのであれば、ゲームの起動やロード時間を短縮することができるだろう。
シーケンシャルベンチマークの定番である「ATTO Disk Benchmark 4.01」でもパフォーマンスをチェックしておこう。
【ATTO Disk Benchmark 4.01】 |
シーケンシャル読込は最高6.64GB/s、書込は最高6.36GB/sで、「CrystalDiskMark 8.0.4」と同様PCI Express 4.0(x4)のインターフェイスの限界に迫る結果。またデータサイズ512KB以降はほとんどスコアにブレがなく、転送速度が安定しているのも評価できるポイントだ。