エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1291
2023.05.24 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからは実際のゲームを想定したベンチマークテストの結果を確認していこう。まずは⼈気MMO RPGの最新ベンチマークソフト「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」からだ。グラフィックス設定は“最⾼品質”で、フルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)の3種類の解像度で計測を⾏っている。
Radeon RX 6600との比較ではフルHD解像度で約23%、WQHD解像度や4K解像度では約30%高いスコア。そして判定もフルHD解像度やWQHD解像度では最高判定の“非常に快適”、4K解像度でも“やや快適”で、若干の画質調整で快適レベルまで引き上げることができる。
続いて「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」ベンチマークの結果を確認していこう。描画品質は“⾼品質”で、解像度はこちらもフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行った。
「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」に比べると差は縮まっているが、すべての解像度でRadeon RX 6600を20%以上上回るスコアを記録した。そして判定を確認すると、4K解像度では“普通”止まりだが、WQHD解像度では“快適”、フルHD解像度では“とても快適”を獲得しており、高品質な映像でゲームを楽しむことができる。
高フレームレートが狙いやすいタクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のベンチマーク結果も確認しておこう。「API」はVulkan、「総合品質」は“最高”で、解像度はこれまでと同じフルHD、WQHD、4Kの3種類。なお計測にはゲーム内ベンチマークテストを使用している。
スコアの傾向は「ファイナルファンタジーXIV︓暁月のフィナーレ」に近く、フルHD解像度では約23%、WQHD解像度や4K解像度ではいずれも30%以上も上回る良好な結果。またフレームレートを確認すると4K解像度でも304fps、フルHD解像度では457fpsを叩き出しており、現在発売されている最速のディスプレイを組み合わせた場合でも、その性能を存分に引き出すことができる。
同じタクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Extraction」のゲーム内ベンチマーク結果も確認しておこう。「総合品質」は“最高”を選択し、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で計測を行った。
これまでのテストと違い、4K解像度ではRadeon RX 6600とほとんど差がなくなっている。ただし、フルHD解像度では約27%、WQHD解像度では54%もの差をつけ圧勝している。またWQHD解像度までなら平均フレームレートは100fps以上をマークしており、高リフレッシュレートなディスプレイを組み合わせたい。