エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1291
2023.05.24 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」のスコアも確認しておこう。「Apex Legends」にはプリセットが用意されていないため、画質設定はできる限り高品質になるように設定し、144Hzのフレームレート制限は解除している。また解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で、フレームレートの計測にはCapFremeXを使用している。
Radeon RX 7600がメインターゲットにしているフルHD解像度はもちろん、WQHD解像度でも平均フレームレートは140fpsを超え、最近主流の144Hzクラスの高リフレッシュレートディスプレイの性能を活かすことができる。そして4K解像度でもマルチプレイの目安となる60fpsは楽にクリアしており、高画質設定でもストレスなくゲームを楽しむことができるだろう。
アクションRPG「アサシン クリード ヴァルハラ」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。「グラフィック品質」は“最高”、「アップサンプルタイプ」は“FSR”、「FSRクオリティ」は“バランス”に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
元々Radeon RXシリーズが得意としているゲームということもあり、フルHD解像度では155fps、4K解像度でも79fpsを記録し、いずれの解像度でも高画質な設定で快適にゲームを楽しめる。またRadeon RX 6600との比較では、すべての解像度で約24%上回るフレームレートを記録した。
続いて「Far Cry」シリーズの最新作「Far Cry 6」のゲーム内ベンチマークのスコアを確認していこう。解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で、「画質」は“最高”、「DXR反射」「DXRシャドウ」「FidelityFX CAS」「FidelityFX可変シェーディング」は“オン”にして計測を行った。
フルHD解像度やWQHD解像度なら60fpsを超え、レイトレーシング機能を有効にしてもゲームプレイは問題なし。ただし、4K解像度ではおそらくビデオメモリ不足が原因と思われる症状によって、1桁までフレームレートが落ちこんでしまう。このことから、レイトレーシング機能を有効にする場合はWQHD解像度までにとどめておいたほうがいいだろう。またRDNA 3アーキテクチャでは「第2世代レイトレーシングエンジン」を搭載していることもあり、Radeon RX 6600との比較では最大48%と大幅に性能が向上している。