エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1291
2023.05.24 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
オープンワールド型アクションゲームの大作「Watch Dogs Legion」のゲーム内ベンチマークのスコアを確認していこう。解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類、「グラフィック品質」は“最大”を選択している。
今回はレイトレーシング機能を無効にして計測を実施しているが、それでも4K解像度では34fps止まりでマルチプレイは厳しいスコア。AAAクラスのゲームを4K解像度でプレイするなら素直に上位モデルを購入したほうがいいだろう。一方、WQHD解像度やフルHD解像度ではマルチプレイの目安になる60fpsをクリア。Radeon RX 6600との比較でも25%以上高いスコアを記録し、同じミドルレンジでもかなりパフォーマンスが底上げされている。
続いてレースゲーム「F1 22」のベンチマーク結果を確認していこう。ベンチマークの解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で、「詳細プリセット」は“超高”、「アンチエイリアス」は“AMD FSR2”、「AMD FSR品質レベル」は“バランス”に設定。テストコースは“バーレーン”を選択した。
スコアの傾向は「Watch Dogs Legion」に近く、こちらも最高画質でのゲームプレイならWQHD解像度までが目安になるだろう。またRadeon RX 6600との比較では全ての解像度で約31%上回り、RDNA 3アーキテクチャの効果がしっかりとスコアに表れている。
ゲーム系ベンチマークのラストは、オープンワールド型アクションRPGの大作「Cyberpunk 2077」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。解像度フルHD、WQHD、4Kの3種類。「クイックプリセット」は“レイトレーシング:ウルトラ”、「AMD FidelityFX Super Resolution 2.1」は“自動”に設定している。
WQHD解像度や4K解像度では負荷が高すぎるため、Radeon RX 6600との差は出なかった。一方、フルHD解像度では約64%も高いスコアをマークし、レイトレーシング機能やAI機能はRadeon RX 6600からかなり向上していることがわかる。とは言え、フレームレートは40fpsに届かず、AAAクラスのゲームでレイトレーシング機能を有効にするのは難しいだろう。