エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1296
2023.06.02 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
ここからは、パッケージから取り出した「PN64-S7303AD」を外側からチェックしていこう。筐体サイズは前述の通り、幅120mm、奥行き130mm、高さ58mmと極めてコンパクト。その容積はわずか0.9リットルだ。落ち着いたつや消しブラックの本体は、フロントとリアにストライプ状の加工が施されており、チープな印象はない。また、両サイドはほぼ全面を通気孔として開放。ミニPCにとっての課題でもある、放熱対策に対する手厚い配慮がうかがえる。
片手に収まるサイズ感の本体。主にビジネス向け用途を想定しているためか、全体的にシックで落ち着いたデザインが採用されている |
フロントとリアのサーフェスは、ストライプ状の仕上げが施されている。また、リアの開口部との境界には、Kensingtonロックなどを取り付け可能なホールを備える |
内部の構造を覗き込むことができる、大胆に開放された両サイドの通気孔。風通しはだいぶよさそうな印象だ |
各種シールは目立たないように底面に貼り付けられていた。底面にも通気孔が設けられているほか、四隅のネジはゴム足を兼ねる構造になっている |
そしてインターフェイスは、フロントはUSB 3.2 Gen2 Type-A×2、USB 3.2 Gen2 Type-C×1、オーディオ・マイク音声入出力の3.5mmコンボジャックという構成。続いてリアの方をチェックすると、USBポートはUSB 3.2 Gen2 Type-AとUSB 3.2 Gen2 Type-Cが1ポートずつ、特にType-CはDisplayPort 1.4の画面出力およびUSB PD入力に対応している。そのほか2.5ギガビットLANに加えて、画面出力のHDMI 2.0×2とDisplayPort 1.4×1を搭載。全体のポート数こそ多くはないものの、コアとなる機能の充実ぶりは高評価だ。
電源ボタンとオーディオ・マイクジャックのほか、USB 3.2 Gen2対応のType-A/Type-Cポートが並ぶフロント |
リアには2.5ギガビットLANや画面出力、USB 3.2 Gen2対応のType-A/Type-Cポートを搭載。給電はACアダプタかUSB PDを選択可能だ |
Core i7-13700Hを搭載する「PN64-S7303AD」には、120WのACアダプタ(+ミッキーケーブル)が同梱されていた |
本体をディスプレイ裏などに固定するためのVESAマウントキット |
マウントキットと本体は2本のネジで固定する |