エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1302
2023.06.23 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからは「DUAL-RTX4060TI-O8G」を実際のPCに組み込み、そのパフォーマンスをチェックしていこう。なおテストPCのCPUには、第13世代Intel CoreプロセッサのハイエンドモデルCore i9-13900Kを使用し、「GPU Tweak III」のプリセットは「Default mode」と「OC mode」の2種類を選択している。
今回は「GPU Tweak III」から「Default mode」と「OC mode」の2種類のプリセットを選択している |
Default mode時の設定はベースクロック2,310MHz、ブーストクロック2,565MHzで、最高2,760MHzまでクロックが上昇 |
OC mode時の設定はベースクロック2,340MHz、ブーストクロック2,595MHzで、最高2,790MHzまでクロックが上昇 |
まずは3Dベンチマークソフトの定番「3DMark」から、レイトレーシングの性能をチェックする「Port Royal」のベンチマーク結果を確認していこう。
GeForce RTX 4060 Tiにはやや荷が重いWQHD解像度でのテストだが、総合スコアは8,000超え、フレームレートも30fps後半をマークした。さすがにマルチプレイでバリバリゲームをやるのは厳しいが、シングルプレイやDLSSを併用するのであればレイトレーシング環境も十分視野に入ってくるだろう。また元々クロックが高いGeForce RTX 4060 Tiでは、30Hzの差では大きな違いはないようで、OC modeとDefault modeのスコア差は1%未満に留まる。
続いて、シーン全体をレイトレーシングにて描画するより負荷の高い「3DMark DirectX Raytracing feature test」の結果を確認しておこう。
GeForce RTX 30シリーズやRadeon RXシリーズだと「Port Royal」に比べて大きくスコアが低下してしまう「3DMark DirectX Raytracing feature test」。しかし、レイトレーシング性能が大幅に強化されたAda Lovelace世代のGeForce RTX 4060 Tiならほぼ同等のフレームレートを記録し、テスト中の動画は滑らかに再生されていた。