エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1304
2023.06.28 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからは実際のゲームを想定したベンチマークテストの結果を確認していこう。まずは⼈気MMO RPGの最新ベンチマークソフト「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」からだ。グラフィックス設定は“最⾼品質”で、フルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)の解像度で計測を⾏っている。
WQHD解像度やフルHD解像度では最高判定の“非常に快適”で、最高画質でも全く不安なし。さらに4K解像度でも“やや快適”判定を獲得しており、いわゆる中量級のゲームなら若干画質を調整することで、4K解像度でもストレスなくゲームを楽しめる。
続いて「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」ベンチマークの結果を確認していこう。描画品質は“⾼品質”で、解像度はこちらもフルHD、WQHD、4Kの3種類。なお4K解像度ではDLSSを有効にした状態でも計測を行った。
やや古めのゲームながら重量級として知られている「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」だが、GeForce RTX 4060がターゲットにしているフルHD解像度なら判定は上から2番目の“とても快適”を獲得している。また4K解像度では判定は“普通”に留まるものの、DLSSを有効にすると約46%もスコアが向上し、判定も“快適”まで引き上げることができた。なおGeForce RTX 4060 Tiとの比較では、いずれも85%前後のスコアで実際のゲームでも差が大きいことがわかる。
高フレームレートが狙いやすいタクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のベンチマーク結果も確認しておこう。「API」はVulkan、「総合品質」は“最高”、NVIDIA DLSSは“バランス”、レンダリングのスケールは標準の50から100に変更。解像度はこれまでと同じフルHD、WQHD、4Kの3種類。なお計測にはゲームに内蔵されているベンチマークテストを使用している。
レンダリングスケール100の重い設定ながら、DLSS機能を有効化していることもあり、4K解像度でも140fpsをマークしている。さらにWQHD解像度では256fps、フルHD解像度では370fpsで、いずれの解像度でも現行最高クラスの高リフレッシュレートディスプレイが視野に入ってくる。
同じタクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Extraction」のゲーム内ベンチマーク結果も確認しておこう。「総合品質」は“最高”、NVIDIA DLSSは“バランス”を選択し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行った。
「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」に比べると負荷が高いテストだが、フルHD解像度では256fps、WQHD解像度でも177fpsで、WQHD解像度までなら高リフレッシュレートな液晶ディスプレイとの組み合わせがオススメだ。また4K解像度でも95fpsを記録しており、60Hzのスタンダードなディスプレイなら全く動作には問題がないだろう。