エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1318
2023.07.29 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからは実際のゲームを想定したベンチマークテストの結果を確認していこう。まずは⼈気MMO RPGの最新バージョン「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」のベンチマークからだ。グラフィックス設定は“最⾼品質”で、フルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)の解像度で計測を⾏っている。
最近のグラフィックスカードにはやや軽めのベンチマークということで、4K解像度でも判定は“快適”、WQHD解像度やフルHD解像度では最高判定の“非常に快適”で、高リフレッシュレートな液晶ディスプレイを組み合わせたい。また「Founders Edition」との比較では、いずれも約1%とその差はわずかだが「GAMING X 8G」が上回る。
続いて「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」ベンチマークの結果を確認していこう。描画品質は“⾼品質”で、解像度はこちらもフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行った。
RPGながら重量級のゲームとして知られる「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」だが、GeForce RTX 4060 TiがメインターゲットにしているフルHD解像度であれば最高判定の“非常に快適”、WQHD解像度でも上から2番目の“とても快適”で高画質な設定で快適に動作する。また4K解像度では“やや快適”まで判定が落ち込むが、DLSSを有効にすることでスコアは約50%と大幅に向上。判定も“快適”まで引き上げることができる。また「Founders Edition」との比較では、フルHD解像度やWQHD解像度では1%未満に留まるが、4K解像度では2%に差が広がり、負荷が高い処理ではオーバークロックの効果が大きくなることがわかる。
タクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のゲーム内ベンチマーク結果も確認しておこう。「API」はVulkan、「総合品質」は“最高”、レンダリングのスケールは“100”に設定し、解像度はこれまでと同じフルHD、WQHD、4Kの3種類。なお「NVIDIA DLSS」を“バランス”に設定した状態でも計測を実施した。
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比較的負荷が軽く、フレームレートが出やすいベンチマークということで、DLSSを使わなくても4K解像度で100fpsをマーク。さらにDLSSを有効化することで、フレームレートは約50%向上し、4K/144Hzクラスの高リフレッシュレートな液晶ディスプレイにも十分な性能を発揮する。なおGeForce RTX 4060 Tiで、「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」をWQHD以下の解像度でやる場合は、200Hzクラスの超高リフレッシュレートな液晶ディスプレイを用意したい。
同じタクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Extraction」のゲーム内ベンチマーク結果も確認しておこう。「総合品質」は“最高”を選択し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類。なお「NVIDIA DLSS」を“バランス”にした状態でも計測を実施した。
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「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」より負荷は高いものの、WQHD以下の解像度ならDLSSを使用する必要はないだろう。またDLSSを有効化すれば、4K解像度でも高リフレッシュレートな液晶ディスプレイに対して十分な性能を発揮する。