エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1322
2023.08.12 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
オープンワールド型アクションゲームの大作「Watch Dogs Legion」のゲーム内ベンチマークのスコアを確認していこう。解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類、「グラフィック品質」は“最大”で、「レイトレの反射効果」を“最大”にした状態でも計測を実施した。
レイトレーシングを有効にした場合は、フルHD解像度でもフレームレートは40fpsに留まりマルチプレイではやや厳しい状態。一方、レイトレーシングを無効にするとフルHD解像度では68fpsまでフレームレートが改善し、まったく問題なし。またWQHD解像度でも53fpsで、若干画質を調整すれば快適にゲームをプレイできるだろう。
オープンワールド型アクションRPGの大作「Cyberpunk 2077」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。解像度フルHD、WQHD、4Kの3種類。「クイックプリセット」は“ウルトラ”と“レイトレーシング:ウルトラ”、「Intel Xe Super Sampling 1.1」は“バランス”に設定している。
レイトレーシング機能を有効にした場合、超解像技術を併用しても最高画質ではフルHD解像度までが限界。それ以上の解像度を狙うなら、最新超解像技術DLSS 3に対応するGeForce RTX 40シリーズの購入を検討したほうがいいだろう。一方、レイトレーシング機能を無効にするとWQHD解像度までならマルチプレイでも問題ないフレームレートを発揮できるようになる。
Intel Arcシリーズでは、高圧縮・高品質な最新コーデック「AV1」のハードウェアエンコードに対応しているのも大きな特徴。そこで「Davinci Resolve 18」を使い、H.265/H.264とのエンコード時間の違いについて確認してみることにした。
AV1は最もエンコードに時間がかかるH.265に比べて約6割、H.264と比べても約7割の時間でエンコードを完了することができた。AV1エンコードに対応するAMD Radeon 7000シリーズや、NVIDIA GeForce RTX 40シリーズに比べて、「SPARKLE Intel Arc A750 TITAN OC Edition」は安価なことから、ゲームだけでなく、動画のエンコードや配信も検討しているならいい選択肢になるだろう。