エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1330
2023.09.01 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕/池西樹(テストセッション)
ヒートパイプ径はφ6mm。これを受熱ベースプレート部分を中心に、7本が左右のヒートシンクに伸びて貫通させている。もちろんヒートシンク同様、腐食防止と外観を両立させるブラックコーティング処理済みで、見た目にも一体感のある仕上がりが美しい。とは言え多くは外装カバーで覆われてしまうため、実際に露出する部分は僅かだ。その僅かな部分で最も露出があるのは受熱ベースプレートとヒートパイプだろう。
受熱ベースプレートは実測で幅約40mm、長さ約46mmの長方形。ここにφ6mmヒートパイプをギッシリと7本並べた。標準的なハイエンド志向のサイドフロー型CPUクーラーでもヒートパイプは6本。ただし前作「Assassin III」でも7本構成だったため、Deepcoolのハイエンドはφ6mm x7本が基本線のようだ。
厚さ約16mmの受熱ベースプレートには出荷時より、両端にスプリングスクリューが装着された、クロスプレートがネジ留めされている |
計7本のヒートパイプがヒートシンクへ貫通している様子 |
ここでヒートシンク上部から、計7本構成となるヒートパイプのレイアウトを見てみよう。4番のヒートパイプが中心となり、左右に各3本が並んでいる。そして配列は、第2ヒートシンク(薄い方)は一直線、第1ヒートシンク(厚い方)はヒートシンクに対し、内側と外側の互い違いに貫通している。
なお第2ヒートシンクは、4番とその左右に位置する3番および5番は約20mm間隔、その他1番と2番と3番/5番と6番と7番は約18mm間隔。同じく第1ヒートシンクは、4番とその左右に位置する3番および5番は約23mmの間隔、その他1番と2番と3番/5番と6番と7番は約20mm間隔でレイアウトされている。