エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1331
2023.09.03 更新
文:撮影・藤田 忠
「EK-Nucleus AIO CR」シリーズの概要を把握したあとは、360mmラジエーターを採用する「EK-Nucleus AIO CR360 Dark」を外観から眺めていこう。
オールブラック仕様の「EK-Nucleus AIO CR360 Dark」は、ウォーターブロックもブラック一色だが、トップカバーに配置されたシルバーカラーのEKWBロゴがアクセントになっている。さらに根本にエッジ加工を施したアルミカバーを備え、目の細かいナイロンメッシュで保護されたチューブを採用するなど、全体的に上品かつ洗練されたデザインが印象的だ。
ウォーターブロックのトッププレートにはEKWBロゴがデザイン。また、チューブのアルミカバーもいい感じだ | 高密度フィンを備えた銅製コールドプレートを採用。マウントブラケットは、CPUソケットに合わせて取り付ける |
トッププレートはマグネット式で、ウォーターブロックの組み込み位置に合わせて、ロゴ位置を変えられる |
チューブの可動域は広く、さまざまなPCケースに対応できるだろう |
ナイロンメッシュ採用の高耐久チューブ。見た目だけでなく、適度な硬さで取り回しは楽だった。なお、チューブ長は400mm |
採用されているラジエーターは、アルミニウム製で厚さは一般的な27mm。奥行きは400mmで、幅は120mmファンよりも少し大きい124mmになっている。ウォーターブロック側のチューブと同じく、チューブ根元にはアルミカバーが採用されているのがポイントだ。
ラジエーター厚は、一般的な27mm。コンパクトケースなど、多くのPCケースに対応できる | 波形に折り曲げられたコルゲートフィンがビッシリと並んでいる |
ウォーターブロックと同じく、チューブ根元はエッジ加工されたアルミカバーで覆われている |
120mmファンには、ラジエーター向けに設計された高静圧タイプの静音ファンで、デイジーチェーン接続が可能な「EK-Loop Fan FPT 120」が採用されている。PWM制御対応で回転数は500~2,300rpm±10%、最大風量72CFM(122.33m3/h)、最大騒音は36dBAだ。
「EK-Nucleus AIO CR360 Dark」付属の「EK-Loop Fan FPT 120」。店頭で販売されている「EK-Loop Fan FPT 120」とは若干スペックが異なる |
デイジーチェーンケーブルは12cm程度と短め。ファン同士を最短距離で接続できる | フレーム四隅には防振ゴムを備えている |
ファン延長ケーブル。ケーブル長は500mmで、反対側は4pin PWMコネクタ |