エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1334
2023.09.12 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:pepe
CPUの性能を確認したところで、続いて定番3Dベンチマーク「3DMark」を進めて行く。まずはレイトレーシング性能を計測する「Port Royal」の結果から確認していこう。
GeForce RTX 4060が本来ターゲットにしているフルHD解像度より高解像度なWQHD解像度でのテストだが、総合スコアは5,989、フレームレートも27.73fpsで、テスト中の画像もなめらかに再生できていた。さすがにマルチプレイでバリバリゲームをやるのは厳しいが、シングルプレイであればWQHD解像度までは問題ないだろう。
続いてレイトレーシングの他、メッシュシェーダーや可変レートシェーディング、サンプラーフィードバックなどの機能を備えた最新API DirectX 12 Ultimateを使用する「Speed Way」の結果を確認していこう。
総合スコアは2519、フレームレートは25.20fpsで、「Port Royal」より若干フレームレートが低下している。とはいえ、テスト中の動画はコマ落ちすることなくなめらかに再生することができていた。
続いてAPIにDirectX 12を使用する「Time Spy」のスコアを確認していこう。なおプリセットは「Time Spy」と「Time Spy Extreme」の両方を選択している。
「Port Royal」や「Speed Way」に比べて処理が軽いこともあり、WQHD解像度の「Time Spy」でも総合スコアは10,000超え、フレームレートもマルチプレイの目安になる60fps前後をマークした。また4K解像度の「Time Spy Extreme」でもフレームレートは30fps前後で、テスト中の動画も滑らかに再生できていた。
APIにDirect X11を使用する「Fire Strike」のスコアもチェックしていこう。こちらも「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」の3種類のプリセットを選択した。
GeForce RTX 4060がメインターゲットにしているフルHD解像度の「Fire Strike」は総合スコアが25,720、フレームレートも100fpsを楽に超え、高リフレッシュレートなゲーミングディスプレイを組み合わせたい。またWQHD解像度の「Fire Strike Extreme」でもフレームレートは50~60fpsで、マルチプレイでも快適なゲームプレイが可能だろう。なお4K解像度の「Fire Strike Ultra」では、Graphics test 2では20fps前後までフレームレートが落ち込むことから、重量級のゲームではやや画質の調整が必要になるかもしれない。