エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1334
2023.09.12 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:pepe
ここからは実際のゲームを想定したベンチマークテストを進めていこう。まずは人気オンラインRPGの最新ベンチマーク「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ」からだ。グラフィックス設定は“最⾼品質”で、解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)、2,560×1,440ドット(WQHD)、3,840×2,160ドット(4K)の3種類で計測を⾏っている。
WQHD解像度までなら判定は最高の“非常に快適”、平均フレームレートも100fpsを大きく上回り、高リフレッシュレートな液晶ディスプレイと組み合わせたい。また4K解像度でも判定は“やや快適”、平均フレームレートは52.8fpsをマークし、若干画質と調整すれば一般的な60Hzの4K液晶ディスプレイには十分な性能を発揮する。
続いて、同じスクウェア・エニックスの大作RPG「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」のベンチマークテストをチェックしていこう。グラフィックス設定は“⾼品質”で、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類。なお3,840×2,160ドットでは、DLSSを有効にした状態でも計測を実施している。
フルHD解像度のスコアは10,093、判定は“とても快適”、WQHD解像度でもそれぞれ7,468と“快適”で、動作には問題なし。また4K解像度では4,194、判定は“普通”まで落ち込むが、DLSSを併用することでスコアは6,337、判定も“快適”まで引き上げることができる。
人気タクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のベンチマーク結果も確認しておこう。「API」はVulkan、「総合品質」は“最高”、NVIDIA DLSSは“バランス”、レンダリングのスケールは標準の50から100に変更。解像度はこれまでと同じフルHD、WQHD、4Kの3種類。なお計測にはゲームに内蔵されているベンチマークテストを使用している。
レンダリングスケールを100にする最も重い設定にも関わらず、平均フレームレートはフルHD解像度で357fps、WQHD解像度で248fpsをマークし、超高リフレッシュレートな液晶ディスプレイを使用した場合でも、その性能を存分に引き出すことができる。また4K解像度でも120fpsは超えており、最近価格がこなれてきている144Hzクラスの液晶ディスプレイを用意したい。
同じタクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Extraction」のゲーム内ベンチマーク結果も確認しておこう。「総合品質」は“最高”、NVIDIA DLSSは“バランス”を選択し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行った。
「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」に比べるとかなり負荷の高いテストだが、フルHD解像度では211fps、WQHD解像度でも168fpsをマークし、WQHD解像度までなら高リフレッシュレートな液晶ディスプレイに対応する。また4K解像度でも60Hzのスタンダードなモデルなら性能が不足することはないだろう。