エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1335
2023.09.15 更新
文:撮影・編集部 池西 樹
GIGABYTE「GeForce RTX 4060 OC Low Profile 8G」(型番:GV-N4060OC-8GL) 市場想定売価税込55,800円前後(2023年8月25日発売) 製品情報(GIGABYTE/CFD販売株式会社) |
これまでRadeon RX 6400とGDDR6版のGeForce GTX 1650が双璧をなしていたコンシューマ向けロープロファイル対応グラフィックスカード。いずれもローエンドのGPUということで、イマドキのゲームをプレイするには正直パフォーマンス不足は否めなかった。そんな状況を打破すべくGIGABYTEから今年8月に発売が開始されたのが、今回の主役である「GeForce RTX 4060 OC Low Profile 8G」だ。
Radeon RX 6400を搭載するロープロファイル対応モデル玄人志向「RD-RX6400-E4GB/LP」。GDDR6版GeForce GTX 1650と同等かそれ以上のパフォーマンスを発揮し、レイトレーシングにも対応。とはいえ、最近のゲームをやるには正直やや力不足 |
NVIDIAからはプロ向けに「NVIDIA RTX 4000 SFF Ada 世代」(左上)や「NVIDIA RTX A2000」(右上)がリリースされているが、コンシューマ向けは筆者が知る限り「GV-N1630OC-4GL」のようなGeForce RTX 1630搭載モデルが最新になる |
GPUには今年6月に発売が解禁されたAda Lovelace世代の最新ミドルレンジ「GeForce RTX 4060」を採用。第3世代のRTコアや、第4世代のTensorコア、大容量・高効率なL2キャッシュに加え、DLSS 3の「フレーム生成機能」にも対応し、先代モデルGeForce RTX 3060から最大1.7倍のパフォーマンスを発揮する。
製品にはフルハイトとロープロファイルの2種類のブラケットが付属。使用する環境に合わせて交換する仕組み |
一方、TGPは先代のエントリーモデルGeForce RTX 3050(TGP130W)を下回る115Wに設定されており、スリムPCケースのようなエアフローが制限される用途で使用するロープロファイルグラフィックスカードにとっては都合のいいGPUと言えるだろう。
GIGABYTEではおなじみの瞳が大きくデザインされたパッケージ。背面には出力インターフェイスや搭載機能についての解説が記載されている |
主なスペックはブーストクロック2,475MHz(リファレンス2,460MHz)、メモリスピード17Gbps、メモリバス幅128bit、ビデオメモリはGDDR6 8GB。出力インターフェイスはDisplayPort 1.4a×2、HDMI 2.1a×2の4系統を備え、ロープロファイルブラケット使用時でも4画面の同時出力に対応する。
バスインターフェイスはPCI Express 4.0(x8/x16形状)、推奨電源ユニット容量は450W以上で、補助電源コネクタは8pin×1が必要になる。