エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1337
2023.09.22 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
テストセッションのトップバッターは、3Dレンダリングを用いてCPUの純粋なパフォーマンスをチェックできる「CINEBENCH」系のベンチマークだ。ベンチマークのラインナップは既存の「CINEBENCH R15」「CINEBENCH R20」「CINEBENCH R23」に加えて、今月発表されたばかりの最新ベンチ「Cinebench 2024」も合わせて計測している。
マルチコアテストでは、概ね同世代のデスクトップ向けCore i5クラスのスコアをマーク。後ほど冷却システムもチェックしていくが、ややサーマルスロットリングの影響があるかもしれない。その一方でシングルコアテストでは、デスクトップCPUにも引けを取らないスコアを叩き出しており、ゲーミング用途でのパフォーマンスに期待がかかる。
なおリリース間もない「Cinebench 2024」については、現状でほぼ比較対象がなく不明。ただしベンチマークの比較メニューでは、(ラインナップが心もとないものの)マルチコアテストではRyzen Threadripper 2990WXに迫り、シングルコアテストではApple M1 Maxを上回りトップという結果だった。
次はPCとしての総合的なパフォーマンスをチェックする「PCMark 10」を動作させてみよう。テストプリセットは、用途別の適性を広範囲に判別できる「PCMark 10 Extended」を選択している。
総合スコアで10,000に迫るという、Core i9-13900HとGeForce RTX 4070 Laptop GPUを搭載するハイエンドな構成を反映した結果に。日常的なビジネスタスクの性能や生産性を判断するEssentials・Productivityといったテストグループが優秀なのはもちろん、グラフィックス性能の高さからDigital Content CreationやGamingテストも軒並み高スコアをマークしている。クリエイティブタスクやゲーミング向けの高い適性を備えたマシンというわけだ。