エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1346
2023.10.15 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
製品の概要を把握したところで、ここからは画像による検証を進めていこう。本体デザインは、VGAクーラー、バックプレートともホワイトカラーをベースに、要所にデジタル迷彩柄が飾られたおなじみのスタイル。「Steel Legend」シリーズのマザーボードと組み合わせれば統一感のあるPCを構築することができるだろう。
また実測90mm径の「Striped Axial Fan」と、大型の2ブロックヒートシンクを組み合わせたオリジナルトリプルファンクーラーを搭載するため、カードサイズは長さ304mm、幅131mm、厚さ56mm、占有スロットは2.8スロットとミドルハイのグラフィックスカードとしては比較的大柄。公称重量も1,242gと1kgを超えるため、一般的な水平設置の場合は別途VGAサポーターを併用したい。
「AMD Radeon RX 7800 XT Steel Legend 16GB OC」(左)と「AMD Radeon RX 7700 XT Steel Legend 12GB OC」(右)では、本体重量もほぼ同じだった |
なお「AMD Radeon RX 7800 XT Steel Legend 16GB OC」と「AMD Radeon RX 7700 XT Steel Legend 12GB OC」だが、外観デザインは瓜二つ。ぱっと見違いを見つけることはできなかった。そこで今回は「AMD Radeon RX 7700 XT Steel Legend 12GB OC」をメインにチェックをすすめることにした。
実測90mm径の「Striped Axial Fan」によるオリジナルトリプルファンクーラーを搭載。クーラーカバーはホワイトで、サイドにはデジタル迷彩柄をバックに「STEEL LEGEND」のロゴが飾られている |
カード長は304mmで、Radeon RX 7800 XT/7700 XTグラフィックスカードとしては大柄な部類 |
2ブロック構成のヒートシンクは5本のヒートパイプで連結。またファンからの風がヒートシンクの間を抜けるようクーラーカバーの両サイドは大胆に開放されている |
ホワイトカラーをベースにデジタル迷彩柄がプリントされたバックプレート |
風量を向上するストライプ構造を備えた「Striped Axial Fan」は、ARGB LEDのイルミネーションが映える透明のブレードを採用する |
バスインターフェイスはPCI Express 4.0(x16) | 本体の側面には基板の歪みを防止する金属製フレームを実装 |
補助電源コネクタは8pin×2 | ARGB LEDイルミネーションはサイドスイッチでON/OFF可能 |
先端部分のヒートシンクからは5本のヒートパイプや、V字型のエアベント「V-shaped Air Vent」が確認できる |
出力インターフェイスはDisplayPort 2.1×3、HDMI 2.1×1の計4系統を備え、4画面の同時出力に対応する |