エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1346
2023.10.15 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
レイトレーシングに対応するオープンワールド型アクションゲーム「Watch Dogs Legion」のゲーム内ベンチマークのスコアを確認していこう。解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類、「グラフィック品質」と「レイトレの反射効果」は“最大”を選択している。
AMDの超解像技術FSRをサポートしていないため、いずれのグラフィックスカードでも60fpsを超えることができるのはフルHD解像度のみ。「Watch Dogs Legion」でWQHD解像度以上の液晶ディスプレイを使う場合は、レイトレーシング機能を無効にするか、画質を調整したほうがいいだろう。
オープンワールド型アクションRPGの大作「Cyberpunk 2077:Phantom Liberty」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類。「クイックプリセット」は“レイトレーシング:ウルトラ”、「AMD FidelityFX Super Resolution 2.1」は“バランス”に設定している。
レイトレーシング:ウルトラの非常に重いプリセットながら超解像技術FSR 2.1が利用できるため、「RX7800XT SL 16GO」ならWQHD解像度までは最高画質でも快適なプレイが可能。また「RX7700XT SL 12GO」でも若干画質を調整すればストレスを感じることはないだろう。ただし、4K解像度では一気にスコアが落ち込んでしまい、レイトレーシングを無効にするなどの大胆な調整が必要になる。
フレーム生成技術「Fluid Motion Frames」を備えたAMDの最新超解像技術FSR 3にいち早く対応した、オープンワールド型アクションRPG「FORSPOKEN」のゲーム内ベンチマーク結果も確認しておこう。画質設定プリセットは“最高”、「レイトレースシャドウ」は“ON”、「レイトレース・アンビエントオクルージョン」は“ON”、「AMD FidelityFX Super Resolution 3」は“バランス”、「AMD FSR 3 Frame Generation」は“ON”を選択し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行った。
FSR 3で実装されたフレーム生成技術「Fluid Motion Frames」の効果は大きく、4K解像度でも「RX7800XT SL 16GO」なら120fps、「RX7700XT SL 12GO」でも81fpsをマークし、最高画質で快適なプレイが可能。また「FORSPOKEN」はビデオメモリの使用量が非常に多いことから「RX7700XT SL 12GO」ではシーンによってはビデオメモリが不足する。そのためフルHD解像度でも約30%、4K解像度では約48%と大きな差がついている。
ゲーム系ベンチマークのラストは、AMDプラットフォームへの最適化が謳われている最新オープンワールドゲーム「Starfield」の結果を確認していこう。解像度は4Kに固定して、「グラフィックのプリセット」は「ウルトラ」「高」「低」の3種類を選択。またフレームレートは惑星クリートの着陸地点から研究所までのルートをCapFremeXにて計測している。
「RX7800XT SL 16GO」と「RX7700XT SL 12GO」を比較すると「低」で約30%、「高」で約39%、「ウルトラ」では約48%と大きな差がついた。ただし、「FORSPOKEN」のようにビデオメモリ不足の症状は見られなかったことから高画質な設定ではメモリ帯域の影響が大きいようだ。