エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1347
2023.10.17 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
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ここからは実際のゲームを想定したベンチマークテストを進めていこう。まずは人気オンラインRPGの最新ベンチマークである「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ」からだ。グラフィックス設定は“最⾼品質”で、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)の3種類で計測を⾏っている。
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もともと3D V-Cacheの効果が大きいベンチマークのため、フルHD解像度やWQHD解像度ではRyzen 9 7950X3Dがトップを獲得している。またIntelのCPUでは、Core i9-14900KやCore i9-13900Kが他のCPUよりも1段高いパフォーマンスを発揮する順当なスコア。ちなみに第14世代Intel Coreプロセッサと第13世代Intel Coreプロセッサを比較すると、わずかながら前者のほうが高くなっている。
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続いてRPGゲームの大作「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」のスコアをチェックしていこう。描画品質は“⾼品質”で、解像度はこちらもフルHD、WQHD、4Kの3種類の解像度で計測を⾏っている。
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グラフィックスカードへの負荷が高いベンチマークということもあり、Intel製CPUのスコアはいずれもほぼ横並び。またRyzen 9 7950X3Dとの比較では、Intel製CPUのほうがすべての解像度で高い性能を発揮している。
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タクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のゲーム内ベンチマーク結果も確認しておこう。「API」はVulkan、「総合品質」は“最高”、レンダリングのスケールは“100”の最も重い設定で、超解像技術は無効。解像度はこれまでと同じフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
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4K解像度やWQHD解像度では「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」と同様グラフィックスカードの影響が大きく、いずれのCPUでもフレームレートはほぼ横並び。一方、フルHD解像度ではPコアクロックの影響が大きくなり、Core i9-14900KやCore i9-13900Kが頭一つ抜け出している。さらにCore i9-14900KはRyzen 9 7950X3Dも上回るパフォーマンスを発揮した。
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「Far Cry」シリーズの最新作「Far Cry 6」のゲーム内ベンチマークのスコアを確認していこう。「画質」は“最高”、「DXR反射」「DXRシャドウ」は“オン”に設定。解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行った。
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「Far Cry 6」は、3D V-Cacheが有効に働き、Ryzen 9 7950X3Dがトップを獲得している。またIntelのCPUではCore i9-14900Kを筆頭に、Core i9-13900K、Core i7-14700Kが続く順当な結果になった。ちなみにCore i7-14700KとCore i7-13700Kでは、フルHD解像度で約5%の差がついており、「Far Cry 6」ではマルチコア性能の影響もあるようだ。