エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1350
2023.10.27 更新
文:撮影・藤田 忠
ここからは「DeskMini B760」の筐体から、マザーボードトレイを引き出し、その内部構造などをみていこう。組み立て工程の第一段階でもあるマザーボードトレイの引き出しは、ベアボーンキットとあって背面の4本のネジを取り外すだけで行える。マザーボードトレイを引き出す工程も、レールに沿ってバックパネルごと引っ張るだけと、簡単に行える構造になっている。
背面四隅の4本のネジを取り外すことで、マザーボードトレイを引き出せる |
バックパネルごと、マザーボードトレイを引き出そう |
フロントインターフェースや電源スイッチなどのケーブルがマザーボードに繋がっている。ある程度引き出したら、コネクタを取り外そう |
トレイに取り付けられているマザーボードは、デスクトップ向けCPUを交換できるマザーボードとしては最小サイズになるMini-STX(140×147mm)フォームファクタで、LGA1700ソケットやコンポーネント、各種スロットが隙間なく詰め込まれている感じだ。CPUソケット周りにも余裕なスペースはあまりなく、IntelリテールCPUクーラーに合わせて設計、クリアランスが確保されている。
Mini-ITXよりも小型となるMini-STX規格のマザーボードを搭載している |
CPUソケットは、第12世代~第14世代Intel Coreプロセッサに対応するLGA1700 | IntelリテールCPUクーラーのほか、全高37mmとなるNoctua「NH-L9i-17xx」が推奨されている |
取り付け向きは制限されるが「NH-L9i-17xx chromax.black」は問題なく固定可能。バックプレートを使わず、マザーボード裏面からネジ固定するのもDeskMiniシリーズと組み合わせるうえで大事なポイントだ |
チップセットは最新世代ミドルレンジのIntel B760を搭載 | PWMコントローラにはON Semiconductor「NCP81530R」が搭載されていた |
プレミアム 60A パワーチョークとDr.MOSで構成された5フェーズの電源回路には小型ヒートシンクを搭載 | DDR4 SO-DIMMを2スロット備え、DDR4-3200MHz動作のメモリに対応 |
メモリスロット横にはCPUクーラー用のPWMファンコネクタを装備 | CPUクーラー用の対角線上にもPWMファンコネクタを装備。ファンを内蔵したM.2ヒートシンクを組み込むことが可能 |
BIOSの記録など使用されるボタン電池は縦置きのレイアウト。スペースを有効に活用する設計が見て取れる |