エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1360
2023.11.18 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:pepe
引き続き「3DMark」から、対応タイトルの多さではトップクラスのDirect X11環境におけるパフォーマンスをチェックするため、「Fire Strike」を動作させる。フルHDの「Fire Strike」とWQHD解像度の「Fire Strike Extreme」に加え、4Kテストの「Fire Strike Ultra」を含むすべてのプリセットを実行した。
フルHDの無印テストでは圧巻のスコアで、フレームレートも楽々200fpsをオーバー。WQHDテストの「Fire Strike Extreme」でも総合スコア21,000超で120fpsに迫るフレームレートを叩き出しており、重量級の環境でも問題なく快適プレイが見込める。
また、先ほどの「Time Spy」と同様に、4Kテストの「Fire Strike Ultra」でもテスト中のフレームレートが60fpsに迫った。それほど高リフレッシュレートが要求されないタイトルであれば、4Kプレイも十分に可能だろう。
昨今メジャータイトルで採用が増加している、レイトレーシングへの適性も合わせてチェック。「3DMark」の「Port Royal」を動作させ、その際の挙動を見ていこう。
ラスタライズを利用したレンダリングに比べ、大幅に負荷が増大するレイトレーシング環境ながら、スコアは11,000に迫る健闘をみせた。テスト中のフレームレートは約50fpsといったところで、シンプルプレイ想定なら有効化も視野に入ってくる。できれば超解像技術のDLSSも合わせて有効化し、フレームレートの大幅改善を狙いたい。
ここからはゲーム系ベンチマークや実際のゲームプレイを通して、「Silent-Master NEO Z790/D5」のパフォーマンスをチェックしていく。まずはMMORPGの人気タイトル「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ」の公式ベンチマークテストを動かしてみよう。グラフィックス設定は“最高品質”を選択し、解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)/2,560×1,440ドット(WQHD)/3,840×2,160ドット(4K)の3パターンに設定した。
フルHDとWQHDでは“非常に快適”の15,000ポイントを余裕で上回り、WQHD解像度でも平均フレームレートは約180fpsをマーク。240Hzクラスのゲーミング液晶のポテンシャルを十分に活かしきれるパフォーマンスだ。4K解像度は判定こそ“非常に快適”に達していないものの、平均約90fpsのフレームレートはお見事。こちらも高リフレッシュレートのゲーミング液晶を組み合わせたリッチなプレイが楽しめる。
続いては、バトルロイヤル系の人気タイトルである「Apex Legend」を実際にプレイし、その際の挙動を見ていこう。フレームレート制限は解除した上で、画質設定はできる限り高品質な設定を選択。解像度はフルHD/WQHD/4Kの3パターンで計測を行った。
可能な限りフレームレートを稼いでプレイしたいジャンルだが、画質設定を盛った状態でもWQHD解像度で平均約250fpsなら文句なし。4Kの高解像度環境ですら平均約140fpsをマークしており、ゲーミング液晶のポテンシャルを活かした滑らかなゲームプレイが約束されている。