エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1361
2023.11.20 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
画像による検証が一段落したところで、ここからはRyzen Threadripper 7980X/7970XをベースにPCを構築し、気になるパフォーマンスを検証していこう。今回AMDから提供された検証キットのマザーボードはASUS「Pro WS TRX50-SAGE WIFI」、CPUクーラーは360mmサイズラジエーターを採用するオールインワン型水冷ユニットNZXT「Kraken 360」で、メモリはG.SKILL「DDR5 ZETA R5 NEO for AMD」シリーズのDDR5-6400 32GB×4キットが付属していた。なお比較対象として、Ryzen 9 7950XとCore i9-14900Kでもテストを実施している。
Ryzen Threadripper 7000では、CPUソケットが「sTR5」に変更されているが、CPUやCPUクーラーの取付方法は従来のRyzen Threadripperと全く同じ |
テストキットのメモリにはDDR5-6400のRDIMMメモリ「DDR5 ZETA R5 NEO for AMD」(F5-6400R3239G32GQ4-ZR5NK/32GB×4)が付属していた |
Ryzen Threadripper 7000シリーズの最上位モデルRyzen Threadripper 7980X。CPUコアは64コアで、「タスク マネージャー」からは128基の論理プロセッサを認識する |
キャッシュの構成はL1とL2はCPUコアごと、L3キャッシュはCCDごとに32MB実装され、合計で256MBになる計算だ |
マルチスレッド処理時はすべてのコアがおおむね4.2GHz前後で動作する | Ryzen Threadripper 7980Xのブーストクロックは最高5.1GHzだが、瞬間的に5.5GHz前後まで上昇するシーンも見られた |
Ryzen Masterを確認するとPPTはTDPと同じ350Wに設定されていた |
Ryzen Threadripper 7970Xの「タスク マネージャー」を確認すると物理コアは32基、論理プロセッサは64基認識 |
CCDはRyzen Threadripper 7980Xの半分の4基になるため、L3キャッシュは32MB×4の128MBになる |
マルチスレッド処理時はすべてのコアがおおむね4.7GHz前後で動作する | シングルスレッド処理時は最高5.6GHz前後までクロックが上昇した |
PPTの設定はRyzen Threadripper 7980Xと同じ350W |