エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1363
2023.11.27 更新
文:撮影・藤田 忠
ここからは実際のゲームタイトルを使ってパフォーマンスをみていこう。まずは定番オンラインRPGの「ファイナルファンタジーXIV」からだ。公式ベンチマークとなる「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」を使用し、グラフィックスの品質設定は”最高品質”を選び、解像度は1,920×1,080ドットで実行している。
スコアは”非常に快適”指標の15,000ポイントを超える18,205で、テスト中の平均フレームレートも127.76fpsと余裕のある結果になっている。144Hz駆動を活かすには一歩届かないが、十分に滑らかな表示でプレイを楽しめる。
次は対戦格闘ゲームの定番となる「STREET FIGHTER 6」を使っていこう。ここでは「STREET FIGHTER 6 ベンチマークツール」を利用し、グラフィックス設定は、最高品質になるように設定した。
「STREET FIGHTER 6」は、メインの対戦格闘では、機種間の差をなくすために、フレームレートは60fpsに固定されるが、そのほかのシーンでは制限は解除される。ベンチマークのスコアは100点満点で、対戦格闘では平均59.97fpsと60fps張り付きとなっている。そのほかの計測シーンも、60fps超えと、快適にプレイを楽しめる。
次はeスポーツゲームタイトルの「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」の結果を確認していこう。解像度は1,920×1,080ドットで、グラフィックス設定は「総合品質」の「最高」を選んだ。さらに「レンダリングのスケーリング」はデフォルトの「50%」に加え、「100%」も選択した。フレームレートはゲーム内ベンチマークを使って計測した。
軽量タイトルだけあって、フルHDでレンダリングしても、「Cyborg-15-A12VF-859JP」が搭載する144Hz駆動対応液晶ディスプレイの性能を最大限に引き出してのプレイが可能になっている。
同じく人気eスポーツタイトルの「Apex Legends」の結果もみていこう。グラフィックスの設定はできる限り最高品質になるように設定し、ゲーム内「射撃訓練場」の一定ルートを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で計測した。
「スポットシャドウディテール」以外を「極」や「最高」、「高」に設定した状態で平均フレームレートは150fpsを記録した。1パーセンタイル点は100fps前後だったので、144Hzの張り付きプレイを狙うにはグラフィックス設定を大きく調節する必要があるが、バトルロイヤルでダントツ人気の「Apex Legends」をヌルヌル表示でプレイできるのは確実だ。
ゲーミングパフォーンスチェックの最後は、GPU負荷がかなり高い最新ゲームタイトル「Alan Wake II」で確認していこう。グラフィックス設定はプリセットの「高」を選択した状態に加え、DLSS 3(フレーム生成)、バランス品質(1,114×626ドット)に設定した状態でプレイした。フレームレートの計測には「CapFrameX」を使用し、序盤となる森の中を一定ルート移動した際を記録した。
サバイバルホラーゲームとなる「Alan Wake II」は、フレームレート60fpsがターゲットになるが、最高品質では60fpsにまったく届かず、カクついてしまう。ただ、DLSS 3(フレーム生成)、バランス品質に設定することで、平均フレームレートはどうにか60fps超えとなった。描画負荷の高まるシーンではカクつきもみられたが、GeForce RTX 4060 Laptop GPU搭載の「Cyborg-15-A12VF-859JP」でも、GeForce RTX 40シリーズのメリットとなるDLSS 3(フレーム生成)を活用することで、重量級ゲームタイトルを楽しめそうだ。
人気、定番ゲームタイトルに続いては、2023年注目タイトルのひとつで、第2シーズンとなる「渇望の鮮血」が始まっている「Diablo IV」でみていこう。グラフィックスの設定は、プリセット「ウルトラ」の最高画質に設定し、約10分間プレイした際のフレームレートを「CapFrameX」で計測した。
ワラワラと湧き出るデーモン達を倒しながら進んだが、平均フレームレートは100fps超えと、滑らかにプレイできた。1パーセンタイル点も80fps台だったので、ハック&スラッシュの王道を美麗な描画で満喫できる。